プロの矜持 | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

プロの矜持

忙しいと色々 

考えなくて済むけど

ひと息つくと寂しくなる。

私が代表を務めるジムの

トレーナーの高平大需さんが亡くなった。

まだ37歳。

大需さんは、同じくジムでトレーナーをしている石井トレーナーの友人という縁で紹介してもらいました。

日曜日のクラスを担当してくれてました。

ジムでのマススパーでは、自分も汗だくになりながら、会員様に楽しいクラスを提供してくれました。

一昨年の復帰戦、以前に患った病状が心配でしたが、イキイキとする彼の様子を見ると、止めるより応援するべきなのでは?との気持ちが強くなりました。

復帰後は連勝を重ねた事もあり、当初の不安は吹き飛びました。

しかし、今にして思えば身体には大きな負担があったのではと思います。

現役中にベルトを巻きたい

特に結婚し娘さんを授かってから、

ベルトを巻くという想いは強まったと感じます。

高平大需としての意地と矜恃が、彼を動かしていたのだと思います。

彼の死因について、ムエタイとの因果関係 など、どうこう見解を述べる事は、彼の取組んだ想いを否定してしまうことになると思うので、記述しません。

しかし素人目に見ても、ダメージは理解出来ました。

試合において体重というプロとしての責務

しかしファイトマネー以上の罰則金とペナルティ

そこに怯え、身体が正常で無い時でも行う無理な水抜き

そして団体という名の目に見えぬ拘束状態。

団体は、興行ではチケットを多く売れる選手を優遇し、試合数を多くする為に強引にマッチメイクを組む

小さなチャンス 機会をモノにするために選手は応える。

そこから這い上がる選手がホンモノ!

確かにそうかもしれないです?

人が人を失神させる 

ダメージを与える

その結果が勝利

格闘技を趣味として健康維持 管理の為に楽しんでいる自分には経験出来ない境地です。

単にKO勝ちといっても、自分の鍛錬で磨いてきたパンチやキックを的確に当てるためには、作戦や技術 攻防などの行程があって結果としてKOに繋がります。

本当のプロってなんでしょうか?

選手の技術や体力だけなのでしょうか?

日々 努力している選手が、その技術を相手と対峙していく事で魅せる場がある事が大切と思います。

輝ける場がある事もプロである意味だと思います。

選手のブランディングや何より最高のパフォーマンスが発揮できる場がある事

KOだけを望む!

それはお客様目線で良いと思います。

そこにしっかりとした、選手のケアがあるのか?

選手はリングでは強くリンガ外では、物言えぬ立場にいる事も少なからずいるのではないでしょうか?

彼の死因は格闘技との因果関係どうこうではなく

何かしらの格闘技業界への提言にもなるのでは無いでしょうか?

土曜日の夜に

明日9時〜ミットよろしくお願いします。

というメッセージを送ることが出来ないと思うと寂しいです。

大需さん 

ありがとうございます。

 

3RDPlace 代表

辻川 泰史

 

写真左上 毎回試合のパンツにジム名を入れてくれました
写真左中 愛娘を連れてきてくれました
写真左下 タオルは僕です。一緒に水抜き
写真右上 試合前の大需さん
写真右下 ハロウィンでの一コマ