比介護士候補生60人訪日
原発不安でも日本助けたい 比介護士候補生60人訪日へ
日本とフィリピンの経済連携協定(EPA)に基づく介護福祉士資格取得を目指すフィリピンの候補生60人の3カ月に及ぶ日本語事前研修が終わり、マニラ首都圏の施設で8日、修了式があった。18日に日本に出発。半年間の日本語研修を受け、各地の高齢者福祉施設で学びながら国家試験に備える。
福島県いわき市の施設で研修予定のエレン・メロミダさん(21)は、同僚1人が事前研修中、福島第1原発事故への不安が拭えず、訪日を諦めたという。「自分にも家族にも不安は残る。でも日本で助けを必要としている人たちがいる。逃げるわけにはいかない」と意気込みを語った。
卜部敏直駐フィリピン大使も姿を見せ「フィリピン代表という誇りを持ってください」と励ました。(共同)