【空想物語~武装警備隊リメイク版~『第十七話』】 | ANOTHERWORLD♪~EIMIE的日常!?~

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『はじめに』



現在公開されている通常版『第一話』~『第十八話』までのリメイク版として再掲載しておりますので
内容や登場人物が重複している所もありますのでご了承ください。)



★この物語は作者の空想により創られたものです。

完全フィクションにつき、実在する作品、出来事、人物、関連事項等々一切関係ありません。

また物語の流れ上若干不適切な言動が含まれている場合もあるかと思います。


この物語は登場人物の設定以外のシナリオ設定は設けておらず、即興的流れで展開していきます。



上記内容苦手な方ご理解いただけない方は申し訳ございませんGO!BACK!でお願いします。
それでもいいやと言う心優しき方(物好きとも言う...ぁ)はよろしくお願いします。

(但し、お読みになって気分を害されても責任は持てませんのでご了承ください。)

(皆様のご感想や今後の参考までに、こんなキャラや展開があったらいいかも?等のアドバイス等ございましたら、
メッセージやコメントで頂けると嬉しいです。

但し、作者はイラスト等は描けませんので文字のみの創作になりますm_ _m)




物語のあらすじと人物紹介はこちらから


第十六話はこちらから



≪第十七話 キオクノカケラ4≫

(アロン視点)

どうやら俺は夢の中....否、失われていた記憶欠片(かけら)の中にいるようだ。
欠片が少しづつ重なって一つずつ確かな記憶となって頭の中で蘇って行く....

.......どうやら、この記憶は不完全なようで、行き成り違う場面に移動したようだな。


......「アロン、もう少し剣を早く退くんだ!そのままだと直ぐにやられてしまうぞ!」
.......「クロウ!そこで闇のチカラは遅いぞ!もっと相手の動きに意識を集中させるんだ!」

アロン・クロウ「はい!もう一度お願いします!お父さん!」


あれは、俺たちの父親のダーク!そうだ、俺達は村を守る為に結成された騎士団に入団した。
丁度、10歳位の時だ。騎士団は主に警備隊と協力して悪しき者達から俺達の住む場所や住民たちを守る事を中心として働いていた。
騎士団の中にも六剣士と言って特殊な能力を持つ者が居て俺達の両親もその六剣士の中に居た。
無論、俺達兄弟もそのチカラを受け継いでいた。只まだ、チカラが弱いのと上手くコントロールが出来ていない部分もあるので日々こうして訓練を受けていた。
因みに俺は母親「アロマ」から「光を司る能力」を兄のクロウは父親「ダーク」から「闇を司る能力」を受け継いでいた。

同じころある場所では....

....「もっと意識を集中させるんだ、霊矢」(魔法陣の様な絵柄が描かれた床の上で)
.....「妖力はこうやって指の先全体に意識を集中させるのよ、雷兎。」(細く美しい指先に意識を集中させて)
霊矢「はい!父上」
雷兎「はい!母上」

矢張り俺達と同じように両親の能力を受け継いだ兄弟達が特訓を受けていた。
蛇族の中には魔術や妖術を使う者も少なくなく、双子の王子達もその中に属していた。
勿論、騎士団の中にも蛇族もいるし、魔術や妖術を使うものもいる。
双子の王子達も其の両親も一度は騎士団に入団したのだが、自らの意思で騎士団から離れ魔術や妖術の修業をする道を
選んだと後から長老から聞く事になる。
離れたと言ってもいざ敵と戦う時は騎士団も警備隊も皆が一丸となるのだが....

少し話がそれたが蛇族の王子達は兄の霊矢は父「ハク」と同じ「魔術」を弟の雷兎は母「ララ」と同じ「妖術」を受け継いでいる。

そんなある日、俺達の星が大きな敵の襲撃を受ける事になる。

クロウ「アロン...アロン大変だ!」
アロン「どうしたの?兄ちゃん」
クロウ「騎士団が敵の襲撃に....援護に入った父さんと母さんも襲撃に巻き込まれた..」
アロン「何だって!?」

俺達は急いで騎士団が居る場所へ向かった。
其処で見た物は....
敵との闘いで深く傷ついた六剣士達とその援護に回ったであろう剣士達の姿だった。

アロン「父さん、母さん...」
ダーク「....な、何故ここへ来た、子供達...お前たちには敢えて知らせない事になっていたのに....っ」
クロウ「見てしまったんだ、父さんや騎士団の大人の人たちが、敵の襲撃だって戦いに行く所を」
アロマ「あなた...この子達ももう立派な騎士団ですよ...い...いつまでも子供扱いも出来ませんよ...」
長老「おぉ、おぉ....ここにも居ったか...おーい、ここにもまだ怪我人が居るぞ、救護を頼む」
救護班「はっ...お二人とも歩けますか?無理なら応援を呼んでセンターまで運びます」
ダーク「何とか歩けます...」
救護班「では、こちらに」


救護班に連れられて俺達の両親は手当を受けた。


その頃____。

ハク「........」(眠っているのか分からない様子で横たわっている)
ララ「.....ぅ...うー...」(気が付き体を起こそうとするも上手く動けない)
ララ「...此処は...?....闘いは終わったの?」(徐々に意識がはっきりとして来る)
霊矢「父上ー、母上ー」
雷兎「...!兄者...あれは?」
霊矢「....!父上、母上!」
ララ「....!....貴方たち何故ここへ?...まさか!?」
雷兎「ごめんなさい。どうしても様子が気になって」
ララ「来るなって言う方が無理ね...それより...」(体を起こし、ハクに近づこうとする)
霊矢・雷兎「.....!....父上!」(ハクに近づく)
ハク「..........っ」(静かに目を開ける)
ララ「あなた..」
ハク「私は生きて....いる..のか..?」
霊矢・雷兎「父上」
ハク「お前たち....」
救護班「誰かいますかー?」
ララ「ここに..!」
救護班「..大丈夫ですか?動けますか?」
ハク「はい、何とか..」


こうして、こちらも何とか救護班に運ばれて行くのだが、これで、敵の襲撃が終わった訳では無く、更に数年後再び襲撃を受ける事になる。
その話はまた次回に。




次回十八話に続く



....て、言うか俺は何時まで記憶の中を彷徨っていればいいのだろうか....

(作者「アロンくーん、次回辺り何か展開あるかもよ、そろそろ話を上手く繋げないと武装警備隊じゃ無くなりそうなので(-_-;)」
アロン「いくらANOTHERWORLDの世界でも程度ってもんがあるだろうがよ!」
作者「サーセン」)