つい先日発売されたハセガワの1/200 ボーイング 767-200 "デモンストレイター"を早速購入。
一応これは限定キットとなっています。
ハセガワの現在の旅客機キットのラインナップには、実は767-200はなかったりします。
これは、現在の国内の航空各社で使っている-200型が全て退役済みな事と無関係ではないようです。基本的にANAやJALなどは現在使われている機種以外は商品化がかなり難しいと聞いています。
同じ767でも胴体延長型の767-300(とER)はまだ飛んでいるので、そちらはちゃんとハセガワのキットが現行で販売されています。
かつては-200型のキットもあったのですが、実機の退役とともにラインナップから消えて久しくなってました。
そんなわけで、今回発売された-200型は久々のキットというわけなのです。
ANAでもJALでもなく、「デモンストレイター」となっているのは、航空会社の使用許可を取れないことへの苦肉の策というか、ハセガワの努力の結果を感じます。
もっとも、デモ機をキット化するのはハセガワでは珍しい事ではなく、747-400や787、L-1011、YS-11、A320など、だいたいひととおりやってきた気がします。
とはいえ、デモンストレイター機であっても、当時767を発注していた航空会社のロゴマークは機体に描かれています。このあたりの使用許可はどうなっているのか謎です。
ちなみに描かれている各社のロゴの中に全日空のダビンチマークが含まれています。
ANAの767は全てトリトンカラーで就航していますが、767が初飛行した1981年当時はまだ新しいANAのロゴ(1982〜)が使われてなかったのです。
赤と青のストライプのデカールは白部分も含まれています。
ボディは白と青に塗り分けて、この白付きのストライプのデカールを貼る事で、下半分の青の部分に平行なストライプが再現できるという仕組み。
説明書によると下半分の青はクレオスのC5 ブルーで塗る指示になっています。
デカールの青と一致するのかは、実際に塗って確かめてみる必要がありそうです。
胴体のパーツは窓の穴があいていないもので、これは元々E-767AWACS用に起こされた金型を流用しています。
しかしそのE-767のキットも1999年のものなので、過度の期待は禁物。
昔販売されていた767-200のキットは窓の穴があるパーツが使われていましたが、金型改修をして-300型にしてしまったのでその金型で-200型は生産できなくなっています。
主翼やエンジンなどは従来のものと同じです。
モールドは凸。1983年の金型なので仕方ない。しかし1983年に作られた金型であるということを考えると、当時にしてはなかなか優秀な方だったのではないかと思います。
さて、どうやって作っていこうか・・・
今回は以上〜