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今回のパンデミックにおいて、なぜ日本は大混乱と阿鼻叫喚に陥らずに済んでいるのか。その「正解」など私が知るはずもありませんが、一つの仮説としては「PCR検査の少なさ」があるようです。

テレビでは検査を増やせ増やせとやっていますが、PCR検査は、仮に感染していたとしても6割程度しか陽性を示さず、繰り返し、または時間をおいてからの検査でないと陽性を示さないことが判っています。
この点は、先日亡くなった若い力士が好例です。ご本人は相当きつかったと思われますが、一回目は陰性でした。他にも、あまりにも苦しいので陽性であること(=入院できること)を願って検査を受けたものの、結果は陰性で絶望した…などという話もあります。
つまりPCR検査では、

①「感染していることのお墨付き」

は貰えても、

②「感染していないことのお墨付き」

は貰えないのです。(※ちなみに偽陽性もあるので、①だって本当の意味でのお墨付きではありません。とにかく精度が不十分で、「治療の方針の参考」程度にしかならないと思えるほどです。)
しかし、体調がそれほど悪くなく、さらには学校・職場・地域などとの関係悪化を危惧する多くの人は②こそを重視し、陰性だった!!私は無罪だ!!とばかりに通常の生活を続けることで、ウイルスをバラまく可能性がある、ということです。

ただ、もちろん政府はその危険の回避を方針の根幹に据えていたわけではありません。検査を増やしたい増やしたいと何度も言っているし、そもそも「PCRの不確実性×ウイルス拡散の危険…(A)」というコンボを警戒しているのなら最初からそう言えば済む話です。ましてや、随分収まってきたように見える今でもそれを言わないのは、政府ですら成功の理由が全く分かっていない証拠です。
もし(A)が正しいと知っていたのなら世界中に過剰な検査をやめるよう警鐘を鳴らし、また「検査!検査!検査!」と言っていたWHOを批判すべきでした。(「知って」いたのなら当然です!)
知らなかったのであれば日本の成功は「運」であること確定ですから、もちろん失策とは言いませんが、少なくとも政府のおかげで国民が助かったのではありません。
もし政府のおかげ、安倍政権のおかげだと思ってる人がいるとしたら狂信的すぎて恐い。日本語が通じない。


安倍政権は、

真実を国民にひた隠しにしつつ、

無能を装って検査を増やさなかったのだ…

そこには何か大変な深謀遠慮が…


うん。もういいって。
京都大学の山中先生もこの不思議を「ファクターX」と呼んでいるし、NewsWeekなど海外メディアも「わからん」を繰り返しています。日本の成功の理由は、世界中の誰もが理解できていません。
あとは、コメントを頂いていますが、日本政府がインバウンドを重視して中国からの入国をストップするのが遅れたため、比較的毒性の弱いウイルスが広くばらまかれ、ワクチンの効果になったという説があります。だとしたら、就労人口の減少という労働環境の改善に加え、安倍政権とは何と強運が続くのだろうかと思います。

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もし、世界中で日本政府だけが「ファクターX」を理解していて、外国は大混乱に陥るに任せて多くの人が死んでも仕方ないと判断し、コロナ後に経済を日本独り勝ちに持っていく…とでもいうような謀略(?)でもあればまだ迫力があるのですが、そんな可能性はゼロです。残念ながら。

基本的に運ではどうにもならないのが経済です。GDPの損失は運では埋まりません。現に通貨を発行し、配るか、または使うしかありません。
もちろんGDPとして積まれるのは使った分だけですよ。配った分は、配った後に国民が使わないとGDPになりません。従って、政府が言っている「経済対策はGDP比4.4%の押し上げ効果がある」というのも嘘くさいものです。
一応「運」があるとしたら、日本の努力とは直接関係のない外需がやたらと盛り上がった場合ですが、現在はその可能性もほぼ皆無でしょう。

現在の日本は、コロナウイルスという超強打を受けたものの、差し出したグローブに「たまたまスッポリとボールが入ってくれた」状態です。これで幸運にもアウト1つ取ることができた。(まあ、まだ分かりませんが…)
しかし、長年の緊縮と消費税増税(1塁ランナー)、インバウンドなどを柱とするグローバリズム路線(2塁ランナー)、野放図な規制緩和と公共事業の叩き売り(3塁ランナー)などがあり、ピンチ脱出どころではありません。今回の打球はたまたま取れたとしても、グズグズしているとタッチアップでランナー3人とも生還という大量失点の危険が目前にあります。
そして、次の打者は本命の4番・首都直下大地震かもしれないし、または特大のコロナウイルス第2~3波かもしれない。

日本国民は遊んでいるヒマなどありません。ブラック労働は論外ですが、どんどん働き、どんどん豊かになって、次の強打者(災害や不況など)に備える必要があります。
そして、働き、豊かになるには、言うまでもなくカネが必要です。カネを造るのは統合政府の仕事です。キーボードを押せばいい。さっさとしろ。それは打ち出の小づちでも何でもない。カネを使って働いた結果、豊かになったのだとしたら、それは打ち出の小づちではなく純粋に国民の努力の結果です。

何度でも言います。
働かずして(=カネを発行しない、または発行しても使わないままで)豊かで安全な国を作ろうなどというのは、その方がよほど打ち出の小づちユーザーだ。
消費税も同じです。せっかく出回ったカネを回収して豊かな国を作る、などというのは世迷言でしかありません。




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