横向き画面なら、タップで文字が飛び出します!
「えほんや」発表直後から「iPhoneでは読めないの?」という
声をたくさん、たくさんいただいていました。
ただ、子どもの本をずっと作り続けていた編集者として、
「iPhoneの小さな画面で絵本を読ませることが、
子どもにとって、いいことなのか…」
という問題が、自分の中で壁になっていました。
しかし、iPadとiPhoneの普及率からいえば、
iPadだけの商品では、ほんとうに売れていくことは難しい
というのも十分わかっていました。
ある日、苦言を呈されて
とてもよく知っている方から、ある日、
「原さん、このえほんやって、iPadを買えっていうこと?」と
言われたときには、かなり落ち込んだりもしました…。
(別に、iPadの営業をしているわけではない。
よい本を、よいコンテンツを
どうやれば、子どもたちに届けられるのか…)
で、ず~~っと考え続けて3ヶ月ほど。
ある夏の日、突然思い浮かんだのです!
iPhoneを横に持ったら、画面いっぱいにして、
縦に持った時は、絵を上に文を下にしたらどうか、と。
それは、やがて横もちで、絵だけの「紙芝居ビュー」
縦もちで絵と文の「絵日記ビュー」という形に結実しました。
製作は一気に進みました。
インデザインCS6を導入、電子出版用の
新しい機能がたくさんつまっています。
その一つ、レイアウトを自由自在に動かせる
「リキッドレイアウト」「代替レイアウト」を研究。
意図した物が数日で完成しました。
でも、ここからが本当に難産だったのです。
その後のてんまつは、また次回以降に…。