権三、お星さまになりました。 | 認定NPO法人えひめイヌ・ネコの会ブログ

権三、お星さまになりました。

11/7に食べなくなったと報告して以降

何も書かなくてすみませんでした。

 

11/18日曜日 AM 5時10分 権三永眠いたしました。

 

 

皆様に応援していただき、そしてご心配していただきありがとうございました。

最後の権三の様子を紹介します。

 

注意文章と写真がずれているものがあります(時系列が違っている)

 

 

全く食べない日は、介護食・流動食・栄養食・ミルク・水等

シリンジで口に入れても

横になっていますので、上から入れて、下から出る

(口の横から入れてと言う意味)

状態で、ごっくんを全くすることなく、目は空いていますが

微動出せず、ただ無言で受け付けない状態でした。

 

 

そんな日もありますが、気分が(調子)が良い時は

ペチャペチャ口を動かし(舌を)

私がシリンジで流し込む物を美味しそうに食べてくれる日も多かったです。

全く食べない日が一日あったとしても

次の日には食べて(飲んで)くれたり

半日食べられなくても、2日間、調子が良かったりと

波はあるものの、それでも、ずっと(連日)食べれないと言う日は続きませんでした。

そして、最後の日も食べていましたので

何日も食べられず、やせ細り、枯れるように亡くなっていくと言った感じではありませんでした。

(後半は固形物ではなく、介護食ではありましたが)

確かに、当初より痩せては来ていましたが

可愛そうに・・・・と言うほど骨と皮になる事はありませんでした。

 

霊園の方も初めて権ちゃんを見たときに

「あれ?年を取っている犬と聞いていましたが、若い子のようですね。毛艶があって。」

と言われたくらいです。

 

 

いろいろ用意しているものの中から

「今日の気分はどう?ミルクが良い?カロリーエース行っちゃうぅ?」

などと、返事こそしませんが、勝手に会話しながら

楽しい介護生活は続きました。

上手に飲めた時は

「えらいね~。いっぱい食べれたね。もっといけそう?」

と本当にうれしかったものです。

 

 

介護と言えば、なんとなく老人介護を想像しますが

どちらかと言えば、子育てに近い気がします。

(あっちなみに、私は子育て未経験者です)

赤ちゃんを育てている感じ?

うんちやおしっこが出たら、

「気持ちいいね、キレイキレイしようね。」

と言い

固形物が食べられなくなってからは、シリンジで口に入れる行為は

まるで離乳食を始めた赤ちゃんのようで

愛おしさが募る一方でした。

 

 

吠えるので、苦しいのかと慌てて行ったら

キョトンとした顔をして泣き止んだりもしていました。

あれ(・・?

寂しいからそばに居てと要求吠え(・・?

ここにいるよと見えるところまで移動してさすって落ち着かせます。

(動けなくなってからは、方向転換も全くできなくなっているので

一定方向しか見えない)

確かに、苦しいのなら、行っても吠え続けるだろうに

全く吠えません。

ただ、心細いから、寂しいからそばに居てねと言う事みたいです

 

介護生活になってくると、そういう感じになりますよね

猫の介護をしたことが無いので不明ですが

犬はいたって、そういう傾向になります。

基本が寂しがり屋です。

 

 

今日は、食べれるだろうか?

うんちやおしっこは出るだろうか?

いつも頭にあるのは、そのことばかり

この二つが何とかなれば、生きていけます。

 

 

下痢はどんなにお薬を飲ませても改善することはありませんでした。

それでも、うんちの時は、もだえ苦しみながらではないと

出ないのです。

少しずつ、下痢のうんちを出します。

その時間は長時間で、二時間も三時間も続くことは

稀ではありませんでした。

その辺中、下痢のうんちだらけとなり

出しつくせば、疲れるので

寝ますが、その後、気分は良いみたいで、目がキラキラしています。

 

 

寒くなってきましたので、お尻を洗うお水は

ぬるま湯にし、季節の移り変わりを感じるようになりました。

手足が冷えるので(肉球が冷たくなる)毛布を掛けると

暖を入れなくても、ぽかぽかする、まだ体が温める力のある状態でした。

 

 

5月の初めに来た時は、いきなり酸素ボックスに入らなければならないほど

呼吸が荒く、移動させて我が家に来させたことは無謀だったのではないかと

初日から後悔しました。

そして寝られない夜を権ちゃんと一緒に過ごしました。

(初日に死んでしまいそう・・)

それから、一度も酸素ボックスは使用しないまま、一か月単位のレンタルでしたので

6月には解約

それから、クーラーつけっぱなしの夏が過ぎ

秋を迎えた頃

家族から

「権ちゃんって、本当に死ぬの?死ぬ死ぬ詐欺のようだよね、だって、元気そうじゃん。歩けないかもしれないけれど、モリモリ食べて、ブリブリして、グーグー寝て本当にどこか悪いの?今だって、窓の外をのんびり見ているし。」

と笑いながら、何度も会話に出てきました。

「余命いくばくの犬を引き取りたい。来てすぐに亡くなってしまうかもしれないけれど。」

と私が言ったとき

「お前はドMか、もう、死ぬ犬を見るのは嫌なんや。」

と大反対されました。

結局の所、半ば強行突破のような形で迎えたわけですが

確かに、モリモリ食べて、下痢になるまでは

もりもりうんちも出していました。

ほぼ、寝たきりではありましたが、うんちの時は、立ち上がったり

移動したりもしていました。

このまま、元の体にはならないけれど

うまくお薬で生きていけるんじゃないかとうっすら、希望を持ち始めていました。

 

 

しかし、冬になり、少しずつ異変は起こり始めます。

おしっこの状態が悪くなっていきました。(にごり・粘り・色)

 

11/17おしっこが止まりました。

そして、一本しかない手がパンパンになってきました。(むくみ)

排出機能が低下しています。

お腹を触っても膀胱に溜まっている様子はなく

それでも、押しておしっこを出そうとするも

(獣医さんの指導の元行ってください。間違った押し方をすると膀胱破裂の恐れがあります)

全く、出ません。

午後からは脚の一本もむくみ始めました。

何故だか、もう一本の足には変化はありません。

しかし、朝からシリンジでの給餌はいつも以上に上手く

食べてくれます。

 

この頃には、私と権ちゃんとの呼吸もばっちりになってきていました。

(シリンジでの流し込む位置・速度・温度)

 

 

先生に相談しました。

いつもより食べたがっているのですが(水分多い)

むくみが出ているし、おしっこも出ていない

それでもいいのかどうか(・・?

「点滴なら、もうやめなければならないが、本人が飲みたがるのなら

飲ませてあげてください。」

との事でした。

「体が受け付けないのなら、どんなに強制給餌をしても飲み込みませんから。」と

確かに、本人に飲む気が無ければ、水一滴飲めません。

 

夕方まで待って、おしっこが出なければ、カテーテルで出してもらおうと思って

再びお願いの電話

(明日、休診日の為)

病院に移動させることは死を意味しますので

往診依頼をお願いしました。

夜の診療が終わってからならと快く引き受けていただき

ホッとしましたが、結果的に大量ではありませんが

おしっこが自力で出ました。

 

(権三の主治医の先生はすでに時間的に休診だったため

別の先生にカテーテル依頼のお願いをしました。主治医の先生にも

遠方にもかかわらず、口のふくらみや下痢の件で往診していただきましたし

いつも症状を伝えて指導や投薬処方等支えていただきました。

お忙しい中、往診できる距離ではないのにありがとうございました。)

 

 

 

夕方、病院におしっこが出たことを連絡すると

先生から優しい声で

「おしっこを作り出すことが低下している、もしくは出来なくなっている状態だと思います。

(腎不全なので、出ないのではなく、作り出せていないと言う意味)

ご自宅で看取ってあげるのが一番だと思いますよ。」

と言われました。

 

薄々は気が付いていました。

いえ、もしかしたら確信を持っていたのかもしれませんが、現実を認めたくない私自身がいました。

先生の言葉で

近いうちに訪れるだろう、送り出す日の覚悟をしなければならない事を感じました。

しかし、まさかこんなに早く訪れるとは・・・・

 

 

17日の日は権ちゃんは結局の所、苦しそう・しんどそうと言うのはありませんでした。

むくみが出ている、おしっこが出にくいと言った感じ以外は

むしろ、元気そうと言うか、気分よさそうでした。

いつものように、顔を拭いたり、体をさすったりしても

気持ちが良かったのか、嬉しそうな顔をし

ここ最近では一番ご機嫌な一日でした。

 

飲ませるのも、いつも以上にたくさん順調良く飲んでいました。

むくみが出ているので、そんなに飲んで大丈夫?と心配でしたが

先生に本人が飲みたいのなら飲ませてあげてくださいね

との言葉通り欲しがるだけ、何度も何度も飲ませました。

(ここまで来て、欲しがる物を減らすのはかわいそうだから)

 

 

夜中も、すやすやと寝ていて、手足の冷えもなく

(元々大きな手の権ちゃんでしたが、シェパードほど膨れた手も

ぽかぽかしていました)

本日は問題ないねって安心したくらいでした。

 

 

18日の朝、いつものように朝5時に行くと

大きな息をしていました。

大丈夫?権ちゃん?と声をかけ

それでも緊急性があると感じるほどではなかった為

(少し、呼吸が大きい程度)

猫の世話をしながら

権ちゃんに話しかけていました。

うんちでているね(匂いがあった為)

おしっこも出てるかなぁ?

と毛布をめくったら、タール状のうんちが出ていて

(もちろんおしっこも)

あっ、これは最後のと慌てて、権ちゃんを見て

「権ちゃん」

と再び声をかけたら、今まで息をしていたのに

ピタリと止まりました。

えぇぇぇ、息・・・・が・・・・

顔を持ち上げ撫でても、息は吹き返しませんでした。

最後に痙攣したわけでもなく、苦しそうにしていたわけでもなく

ただ、少し大きめの息をしていたけれど、そんなにさらりと亡くなるなんて・・・・

(もっと辛そうな時、多々あったし、もっと呼吸が荒い時いっぱいあったのに)

最後は、あっけないほどすっと旅立ってしまった

 

血液検査の結果を見れば、あの体でよく頑張ったなぁ(生きていたなぁ)と正直思ってしまいます。

頑張りすぎていると言う言葉がぴったりなくらい

権ちゃんは頑張りぬきました。

そんな権ちゃんに

「お疲れさま、よく頑張ったね。」

と伝えるのが精一杯でした。

 

苦悩や試練の人生を何故、こんな小さな罪のない子に科すのかわかりません。

せめて、虹の橋では、体も元通りになって、軽くなって走り回ってほしいです。

そして、生まれ変わる時は、次こそは幸せになってほしいと切に願います。

 

 

あまりにするりと旅立ってしまった権ちゃんなので

まだ実は生きているのではないか?(仮死状態なのではないか?)

息を吹き返すのではないか?

亡くなったふりをしているのではないか?

と思い、体をきれいにしている時も

ぬるま湯じゃなく、水でお尻を洗ってみたり(冷たかったらびくっとするから)

色んなところを触ってみたり

耳の中を掃除してみたり・・・・

 

もちろん反応はゼロでした。

 

 

顔も安らかで、いつものようにただ寝ているだけ

(いつもの方が半目で寝ているので何度死んでいるのか?と驚かされていました)

何度も何度も確認しても、そう思えるほど、いつもの権ちゃんでした。

(ちょっとでも、動きが無いか、変化が無いか・・・納得できなくて・・・)

 

日曜日の朝に亡くなり、14時30分から火葬するのはつらかったのですが

日曜日しか動けないので、無理言って日曜日にしてもらいました。

しかし、日曜日だったおかげで、それまでの時間はずっとそばに居る事が出来ました。

(イベント当日だったのに欠席してしまいみんなに負担かけましたありがとう)

 

どんどん固くなっていく権ちゃん

大きな犬で、当初より痩せたとはいえ、とっても重かった

亡くなったらもっと重く感じました。

体をさすると、亡くなったと思えない感触です。

 

火葬には、Mさん・Hさん・Tさんも来てくれました。

心強かったです。

 

 

 

火葬している間、結局2時間くらいずっと私の車に乗っかったまま過ごしているクロちゃん

体制を変えたり、移動したりするも、(左から右側フロントに)

いろいろな車がある中

一番初めに来た私の車がおそらく一番冷たいだろうに(30分以上早かった)

何故私の車に(・・?

火葬が終わった途端にとっとと降りて、待合室へ移動していきました。

癒してくれていたのですか?

こちらに住み着いている人懐っこい猫です。黒猫

 

 

権ちゃんにたくさんお花を頂きました。

皆さん、権ちゃんを気にかけてくださり

愛してくださり、ありがとうございました。

最後まで権ちゃんは立派でした。

 

火葬に一緒に居てくれたMさん・Hさん・Tさんから

花束頂きました。

権ちゃんへの愛情あふれる思い、心が温かくなります。

お忙しい中、ありがとうございました。

 

スタッフのFさん・Tさんから花かごをいただきました。

いつも応援してくれて、励ましてくれて

ありがとうございます。

どんなに心強かったかわかりません。

 

権ちゃんが現れていた柴犬ブリーダー崩壊の現場

にかかわっていたY様より花かごいただきました。

今でも、亡くなった柴犬のお墓参りをされている

心優しい方です。

権ちゃんの事、ずっと気になっていたそうです。

 

権ちゃんが亡くなった日

朝一番で花束を友人の花屋さんで

買ってきてもらいました。

それで犬が亡くなったのだと知り

お悔みですといただきました。

Aちゃん、いつもありがとう

 

身内に不幸があったときに、毎日点滴と投薬が必要で寝たきりの権ちゃん

と保護猫などを入院させていただいたM先生から花かご頂きました。

権ちゃんの主治医ではないのに、快く受け入れていただけて

ありがたかったです。ありがとうございました。

本来主治医の先生じゃなきゃペットホテルではないので駄目なはずなのに・・・

本当に助かりました。

 

I様よりブリザーブドフラワーをいただきました。

ありがとうございます。

いつもご支援の物資も送ってくださって

感謝しています。

 

スタッフのYさんより花かご頂きました。

いつも心配してくれて、応援してくれて

ありがとうございます。

優しい言葉に支えられていました。

 

 

権ちゃんの人生は試練ばかりだったと容易に想像できます。

しかし、最後の人生の内のほんの少しの期間でしたが

多くの人たちに支えられ、応援して頂き、声をかけていただけ

そして、愛された事は、本当に良かったと思います。

皆さま、たくさんの愛情と励まし、応援ありがとうございました。

権ちゃんに代わりお礼申し上げます。ありがとう

 

月ちゃんやミクちゃんらと同じところに置きたかったのですが

ありがたいことに、お花をたくさんいただいたので、置くスペースがなく

(向かい合わせではありますが)

しばらくは独りぼっちとなりますがこちらで花に囲まれてお線香あげさせてもらい

その後、一緒の所に置きたいと思っています。

 

注意お線香が倒れたのに気が付かず、絨毯を焦がしてしまいました。

 お線香やろうそく等、皆様もお気を付けくださいね。

 

 

虹の橋って、こんなところなのかなぁ?

 

権ちゃん、またねきらハート

 

 

Mさんから、権ちゃんをいただける事となりました。

亡くなってから譲渡って変かもしれないけれど

これからもうちの子だねきらきら

 

 

皆様から権ちゃんにいただいたお花のおかげで

部屋中優しい香りに包まれて、帰ってきた時

いつもホッとします。

本当にうれしく思っています。

こんなにたくさんのお花をいただくような権ちゃんと少しの間ではありましたが

共に暮らしていけたことは幸せでした。

 

 

 

 

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日程:2018年11月毎週日曜日(雨天決行)

時間:14:00~17:00

場所:松山市東野5丁目930-34

駐車場:あり

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           会場の草刈り・草引き・植木剪定をしていただける方募集しています。

 

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開催場所は同じですが、微妙に時間帯が異なります汗

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