2017年12月05日 14時30分34秒

ペット防災管理士育成講座報告③

テーマ:ブログ

報告が①②とダブる所もありますが

(②は後日)

同じイベントでも、報告書を書く者が変われば

感じ方も変わるだろうと言う事で

③を作成しました。

長文ではありますが、当会はペット防災について特に大切・重要と考え

平成17年より毎年イベントを行ってきています。

少しずつの歩みではありますが、何とか意識を広めたいと考えています。

お時間のある時にでも読んでいただけると幸いです。

 

 

11月26日日曜日10時~16時

一日使っての

第二回目ペット防災管理士育成講座をコムズ大会議室にて行いました。

 

目的として、いざ災害が起こった時、家族であるペットはどうなるのか?

避難所はどのような状態なのか?

どんなトラブルが起こるのか?

問題回避の為には何をしなければならないのか?

さまざまな事を考え、確認し、その為に平常時での行動・対策を考えて頂く。

そして、それを多くの人に広げて行っていただく事を目的として開催しています。

 

一人でも多くの方が、ペット防災管理士となっていただき、

避難所や地域でのリーダーとなってほしいです。

 

 

私達や飼い主たちの多くはペットも家族同様に大切な存在で

優先順位なんて付けられません。

しかし、実際に震災が起きた時はどうでしょうか?

パニックになっている中、人命救助が最優先され、ペットの事を口に出す事すら躊躇して

出来ない状況下におかれます。

まず、ご自身が助かる事が大優先で、そしてご自身のペットは飼い主が守らなければなりません。(飼い主の命が助からなければ、ベットは守れません)

避難所にペット救護が立ちあがるのをじっと待っているのでは

人手がない状況で不可能なのです。

私達、数名の力ではいくらも助ける事が出来ません。

各避難所の飼い主様ご自身達が立ちあがれるように、

それぞれの避難所で力を合わせる事が出来るように

平常時に勉強をして頂いて、一人でも多く助ける方法・知識を増やして

いつ起こるか分からない災害・震災の為に、

東日本大震災の時のような

人災によるペットの不幸な死を繰り返さないために開催しております。

 

今回は、一日と言う長時間の勉強会

有料(会費1.000円)

事前予約

と言う条件にもかかわらず、多くの方に御参加頂きました。

ありがとうございます。

参加者35名

新潟動物ネットワークメンバー4名

来賓3名

市議会議員様1名

講師1名

当会スタッフ7名

ボランティア2名

愛媛新聞社様1名

 

 

 

まず、公益社団法人愛媛県獣医師会会長の寺町光博氏による挨拶からスタートしました。

寺町先生のお話の中で私が特に心に残ったのは

震災が起こった時、ペットがいる家族はストレスがとても大きい

しかし

震災から復興にかけて、ペットがいる家族は精神的な回復速度(前向きに進む力)

が速いと言うデーターがあるそうです。

確かに、大勢が一斉に集められ避難所では飼い主は、みんなの邪魔にならないようにと

車の中だったり、体育館の外側に一緒に毛布にくるまって居たりとしているシーンを

テレビ等で何度も見ています。

人もみんな大きなストレスを抱えている中でとても大変な思いで

懸命にペットの命を守ろうとしている。

しかし、避難生活が終わり、それぞれ仮設住宅や仮住まいへと第二の生活がスタートして行く時、心の癒し、支え、励みになるペットの存在はとても大きいのだとあらためて感じました。

 

 

次に当会代表高岸ちはりによる挨拶を行い

 

新潟動物ネットワーク代表の岡田朋子氏による

ささえ「愛」のペット防災講演が始まりました。

 

 

岡田氏は

新潟中越地震

新潟中越沖地震

と経験され、実際にペット救済の体験談をお話していただきました。

体験された方のお話は心に突き刺さる事ばかりでした。

あらためて、災害の時のパニック時に本当に出来るのか?

災害の恐ろしさ、悲惨さ・・・・

そして、防災訓練の大切さを改めて痛感いたしました。

 

 

新潟県は福島県の隣の県でもあります。

東日本大震災での原発被害は特に悲惨で大変だったと言われました。

同行避難をさせなかったため

多くのペットが苦しみながら命を落として行きました。

そして、多くの飼い主たちの心も傷つきました。

たくさんの有志・飼い主・愛護団体等が危険を顧みず保護・救済・餌やりに

危険区域に入らなければならない事態を起こしたのはみなさん御存じの通りです。

その上、放射線の影響で救済も困難を極めました。

土地柄なのか、多くのペットに不妊去勢手術を施していなかったため

遅れて保護できた子のほとんどが妊娠をしており、その子の多くは命を落とした現実

 

ただでさえ、多くのペットの行き場がない上に

予期せぬ妊娠出産に現場は大荒れとなります。

しかし、予期せぬ妊娠かどうかは、良く考えれば

飼い主が不妊去勢手術を施していれば、防ぐ事が出来たわけで

震災は致し方がなかったこととはいえ、その点は回避できたのではないかと

感じました。

同時に不妊去勢手術の普及も大切な備えだとも思いました。

 

ちなみに、行政が何とかしてくれるだろうと待っていては遅すぎるのです。

震災時、行政職員さん達はパニック状態に陥り、ペットの事まで手が回らない事が

予測されます。

東日本大震災ではペットの救済本部が立ちあがるまで1ヶ月

新潟中越地震では1週間

新潟中越沖地震では3日で立ちあがったそうです。

もちろん、地震の規模・範囲もあるでしょうが

体験をされた所はそれだけスムーズに経験を生かしている証だと思います。

 

愛媛県は、台風被害や地震もあまりなく

豪雪も津波被害の予測もほとんどないようなのどかな県です。

それ故に、もしかしたら危機感が薄いのかもしれません。

 

しかし、南海トラフもあり、いつ起こっても不思議でない緊張状態に

その上、伊方原子力発電所が存在しています。

福島の事があった後、止まっていた原発も

福島の対応のめどもたっていない現在、すでに稼働されました。

もしも大地震が来た時は、福島と同じようにならないと

誰が言えるのでしょうか?

また、想定外が起きたと発言するのでしょうか?

福島の方々は、故郷にすら帰れない状態です。

原発で働いている方々も大勢いますし

実際にその電気を使用して私たちの生活は成り立っているのも

事実です。

原発が100%悪いと言っているのではなく

何かあった時に、対処できる方法が見つかるまでは

人の手に負えない物を生産し続けるするのは

危険がありすぎる

その為に、もしかしたら少し不便な生活に逆戻りするかもしれないし

電気料金が上がるかもしれないけれど

安全の為の協力(痛み分けは)はきっとみんな惜しまないのになぁ~と感じました。

 

お昼休憩は、それぞれ持参した昼食をとりながら過ごしました。

参加者はお昼もご自身で用意してまでの参加イベントです。

意気込みが感じられます。

 

 

過去の地震での様子の写真や

ペット用に備えたい防災グッズの展示をしています。

 

 

午後からはグループに分かれてとてもハードなテーマのゲームを行いました。

講師は

松山市消防局地域防災課の芝大輔氏です。

実際に震災が起きたと想定してのシュミレーションです。

6グループに分かれ

それぞれが避難所のリーダーとして次々訪れる避難者の対応

トラブルに対しての対応を瞬時に行っていきます。

 

確かに、実際には、さまざまな条件の人達が一斉に押し寄せてきます。

少しでも止まったらパニックはさらに大きくなります。

決めごとは、どんどん掲示板に張り出す事の大切さ

大きく、初めに方針・法則決めがポイントとなりました。

 

 

状態が悪い方、問題を抱えている方は初めに避難して来るのではなく

後から来ることが多い・・・・その時に部屋がないからと言って

初めに居た人を移動させるのは現場ではトラブルの元・・・

なるほど、考えさせられました。

 

こんなに多くの問題が一度に押し寄せて来たら・・・・大混乱でしょう。

1グループ6~7名程度ですが、それでも方針(考え方)が微妙に違いました。

 

 

設定は2月の寒い季節です。

高齢者はトイレが近いから体育館でも入口付近のゾーンに配置する派

(何度も回数行くので、行きやすい場所、近くないと困るという配慮)

高齢者はトイレが近いから体育館でも風の当たりにくい奥のゾーンに配置する派

(寒いと余計にトイレが近くなるとの配慮)

確かに、共に正しい気がします。

 

小さな幼児・妊婦・車いす・介護が必要な家族・発達障害者・うつ病・負傷者・授乳が必要な赤ちゃん・高齢者・バスツアー中の外国人・家族が行方不明の子供・犬を連れてきた家族・爬虫類持参者・車で避難してきたなどなど

さまざまな事情を抱えた人達を同じ空間に入れる事は大変困難だと言うことと

数が決まっている場所でどのように場所割をするのか?するべきか?

その上、ものの数秒で結論を出さなければ、課題は山もりです。

マスコミが来るとか

トイレが使えないとか

ライフラインは止まっている

物資も人数分足りない、どう分ける?

総理が来る等のトラブルも同時に起こり、それの対応にゲームと言えども

行きつく暇もありませんでした。

結局、時間内にさばけませんでした・・・・。

本番を想像するとただただ唖然とするばかりでした。

しかし、初めてしただけでも、問題点は明らかに分かり

きっと二回目行えば、一回目よりはスムーズだと思います。

そして、三回・四回ともっとスムーズになっていく

つまり、どれだけ訓練が大切かを体感できたゲームでした。

 

 

次に

県本部班

愛護センター班

避難所班x4グループ

とグループ分けして行います。

私は愛護センター班のグループとなりました。

 

今度は、もう一歩進んで、震災時のシュミレーションに入って行きました。

議員役は市議会議員の丹生谷先生

獣医師役は八幡浜大山動物病院の大山先生

マスコミ役は新潟動物ネットワークの岡田代表

新聞記者役は愛媛新聞社様

と外部からもいろいろ圧力がかかる設定です。

愛護センターには、いろいろな問題が入り、それに対応していかなければなりません。

自分の所で対応できない事は愛媛県本部に回し

自分達の管轄の対応に追われました。

結局の所、愛媛県の一番の問題点は

愛護センターの場所が一本道の山奥であり

がけ崩れ等が起こった場合、そこの施設まで行けるのか?という問題でした。

(現実論として)

ライフラインが止まり、水が出なくなったとしても

近くの川・ダムより自力で持ってくる事は可能ではないかと言う話からスタートしました。

 

 

まさに、たくさんの事が一度に起こり、押し寄せて来るので

対応に大変で、なかなかスムーズに事は運びませんでした。

ゲームだと言うのに、外部からの圧力に興奮する人・パニックになる人

喧嘩腰になる人もいて、そのくらいリアルなゲームとなりました。

これの何十倍・何百倍の大変さなんて想像もつきません・・・

 

 

この体験を元に感じたのは、それぞれの避難所でペットについては

飼い主たちが一つにまとまり、リーダーを作って

ルール作りや・統括・苦情対応をしていかなければ

他力本願ではまったく駄目だと言う事です。

本部からの対応を待っていてもいつまでも助けてくれません。

まず、自分たちで立ち上がる力が大切です。

(避難所単位や地域単位でいいので)

 

 

最後にそれぞれのグループでの発表を行いました。

 

 

 

 

 

行きつく暇のないゲームの後は

㈱新日本ライフテック様からご提供いただいたペットの防災グッズの抽選会で

盛り上がりました。

20名の方にプレゼントです。

くじ引きで行い、本日幸運な20名様を決めました。

その他にも、参加者全員に、消化器メーカーさんの

タオルとボールペンの品も頂けました。

とっても嬉しかったです。

ありがとうございましたありがとう

 

 

大人の人ばかりの中にたった一人だけ

小学5年生の男の子が参加していました。

大人の中で、大丈夫かなぁ?と思っていたら

なんのなんの、大人顔負けの意見を述べ

発表し、一緒にシュミレーションゲームをこなしています。

もしかしたら、大人より、ずいぶんときちんとしていて

頼りになる、そんな印象を受けました。

長時間にもかかわらず、ずっと集中していて

どんな環境で育てたら、こんな素敵な子に育つのだろうと

興味津々

しっかり、勉強して、そしてペット防災管理士となりました。

 

 

 

新潟動物ネットワーク様のお話の中に

平成28年度の新潟の犬猫の殺処分数を聞いてとても恥ずかしく思いました。

犬11匹

猫933匹

合計944匹

です。

2年前から殺処分ゼロプロジェクトがスタートし、

行政は譲渡に大変力を入れられているそうです。

ボランティアさんの協力の元、28年度にはここまで来たそうです。

まだ、ゼロでないにしても、もうすぐだと思われます。

犬の11匹もすべてが殺処分ではなく、

高齢犬の為、残念ながらセンターで亡くなってしまった子

の数も入っているそうです。

 

ちなみに愛媛県は

犬769匹

猫1.904匹

合計2.673匹

です。

 

日本全体で

犬10.424匹

猫45.574匹

合計55.998匹

です。

(つまり、愛媛県はかなり足を引っ張っている県なのです)

 

人口と言えば新潟の方が多いのですよ

愛媛県 約137万人(平成28年度)

新潟県 約228万人(平成28年度)

 

新潟県民が出来て、愛媛県民が出来ない事は無いですよね

大いに反省し、もっと現実的に

行政だけでなく

愛護団体だけでなく

ボランティアだけでなく

県民だけでなく

獣医師会だけでなく

みんなが協力し合って対策をもっと具体的に決め・進めていかなければ

ならないと痛切に思いました。

 

 

震災が起これば、行政の指示の元

県民は動くこととなります。

なので、県民だけが防災訓練をしても効果は半分

今回も行政職員様にご参加頂き、一緒に勉強していただくイベントにしました。

お休みの所、遠い所からのご参加の方もいて、ありがとうございました。

来賓・市議会議員様・獣医師寺町先生・大山先生・愛媛新聞社様

そして、遠く新潟からお越しいただいた新潟動物ネットワークの皆様

片付けや防災グッズプレゼントのご提供を頂いた㈱新日本ライフテック様

準備や片付け、進行に関わったスタッフ・ボランティアのみんな

本当にありがとうございましたありがとう

そして、お疲れ様でした。

 

 

最後にみんなで記念撮影 はいチーズfish eye

 

 

徳島から参加の会員Iさんより

本のご寄付を頂きました。

ありがとうございました。

早速ハピぼんに送りましたよ~ハート

声掛けてくれてありがとうございます。

とっても嬉しかったです。

 

 

山ちゃんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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