『｢グッチとモモ」の幸せだより』

我が家は、グッチ（メタボくん）とモモ（シャクレちゃん）と母と私の４人？家族です。

グッチとモモは「えひめイヌ・ネコの会」で出会いました。
その出会いは我が家と縁があった！と思ってしまう様な出会いでした。

今から２年前、心臓病を患いながらもお医者さんからの余命宣告を裏切続け、長生きしてくれた愛犬が天国に旅だちました。
介護疲れがあったのに、亡くした日から寂しさが一気に押し寄せ、思い出しては泣いてばかりの毎日を過ごしてました。
一日過ぎるのがやっとの状態に「このままじゃダメだ」
と思い新しい家族を迎える決心をしました。
まず、愛媛で里親探しをしている所を調べ、見付けたのが「えひめイヌ・ネコの会」でした。

初めての里親探し会。
最初は子猫を希望して行ってみたんですが、どの子も可愛いのにピンとこないと言うか…また今度行ってみようと。
２回目はワンコも候補にして行ってみたものの…前回と同じ様な気持ちになり、３回目の里親探し会で運命の出会いが待ってました！

その日は一緒に行ってくれた友人の時間の都合でゆっくり出来なかったのに会場には子猫を見に来てる人が沢山居て見る事が出来ませんでした。
少し空くまでワンコの方に行ってみると、ワンコのケージにはホームページで見たグッチが居ました。
他にも知ってるワンコが居たのに何故かその時「グッチが居る！」と言ってしまった私。
会の方が「ケージを開けましょうか？」と言って下さったのでお願いすると、ポッチャリ体型のグッチはウロウロした後で私にピタッと引っ付いて寄り掛かってきたんです。
会の方は驚いた様子でした。今までにない行動だったそうです。
見た瞬間からグッチに惹かれた私。

保護者さんと話す時間も無く連絡先だけ聞いて帰り、

その日の夕方にはトライアルのお願いの電話をしました。
トライアルの日は一番近い仕事が休みの日に決定。
その日は偶然にも亡くなった愛犬の月命日で強い縁を感じてしまいました。

トライアル当日、保護者さんから前回のトライアルは家の物を破壊してダメになったんですよ…

と言われましたが、母も私も壊されて困る物は無いからと伝えトライアル開始となりました。

数日が過ぎ、保護者さんが心配されてた破壊グセは全く無く大変良い子でした。
１つ困った事をあげるなら、あま噛みでした。
歩くと足を噛んでくるんです。
対処法方や噛む理由をネットで調べたり噛み付き防止スプレーを試したけど治まる事は無く、おかげで足はアザだらけになりましたが、諦めずスキンシップをとり続けていたらいつの間にか噛まなくなってました。
今思うと、「ボクはこんな悪い事をするけどいいのか！」と試されてた気がします。

一時期は４頭のワンコと暮らしてた我が家。

多頭飼いの楽しさを知っていたのでグッチにも相棒をと思い、また里親探し会で縁を見付ける事に。

モモが我が家に来る前に男の子の子犬をトライアルしてみたのですが、グッチと相性が合いませんでした。

トライアルでの様子を見て、グッチには成犬の大人しい子が良いかも…と思ったので、

そんな子と出会える日まで時間をかけて探す事にしました。

ある時、会のブログで扇風機の寄付の事が載ってたので、我が家に眠ってる扇風機を持って行く事にしました。
会場に行くと傷だらけの小型犬が…。

ケージには入って無かったので里親募集じゃないのかも…と思ったら募集してる子でした。

その小型犬は「ロン子」と言う名前の女の子で下半身は痛々しい傷が何ヵ所もあり、怖い思いをしてきたんだろうと推測できました。
保護者さんの愛情のおかげでロン子は怯える事はなく歩くスピードもゆっくりでした。
お顔も下顎が少し前に出てシャクレちゃんだけど、そこがまた愛らしく思いました。

その日は一旦家に帰り、母の了解を得てトライアル決定に。
トライアルの日、やって来たのが女の子だったのでグッチは興味津々。
ロン子はビビリ気味でグッチとの相性は良くも悪くもない感じでした。

現在、ロン子改めモモになった大人しい女の子は我が家のアイドルになり、私の兄、姉、甥っ子達からも愛されてます。（勿論、グッチも）
モモの大人しい性格は跡形も無く、１０㎏の体重差があるグッチとロープの引っ張りあいこで勝ってしまう子になりました。
でも、グッチは怒る事はなく、諦めたり譲ってる感じ。
１度だけ大喧嘩をしてしまいましたが、お互い好きな様に過ごしてます。