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こんにちは!
骨盤帯は身体の中心にあり、全身への影響が非常に大きい部位です。
骨盤の調整により様々な改善がみられる例も多いため、症例日記・骨盤編というテーマでお送りしてみようと思います(笑)
骨盤帯の調整は、当会ではSPTを紹介しています。
参照リンク:ボキボキしない骨盤調整!「SPT(ソフト・ペルビック・テクニック)」
10代男性、部活後に下肢の筋肉痛が酷く、歩行時にも足がガクガクするとのこと。
ふくらはぎが特に痛みがあるとのことで、軽く押しても痛みが出ます。
ふくらはぎもそうですが、下肢全般の症状はまず大腰筋の筋バランスが大事です。
彼の場合は右大腰筋のバランスが崩れており、これが同側のみならず反対側にも影響している模様。
その右大腰筋の崩れは、右頚部の椎前筋群の弱化から来ていました。
頭長筋・頚長筋など頚部の椎前筋群は、大腰筋と関連があります。
その椎前筋群の弱化ですが、右恥骨結合から来ていました。
恥骨結合の挙上により、SFL(前面の筋膜ライン)が短縮・緊張、それによってインナーである椎前筋は効かなくなります。
大腰筋⇒頚部椎前筋群⇒恥骨結合と、上がったり下がったりややこしいですね(笑)
ちなみに恥骨結合は膀胱とも関連し、膀胱の機能低下は前脛骨筋の弱化を招きます。
参照リンク:第十回タンク会 報告
前脛骨筋が弱化すれば、裏側である下腿三頭筋は過緊張となる為、ふくらはぎの緊張に繋がります。
このダブルパンチでふくらはぎの異常な緊張が起こっていたのでしょう。
調整後はふくらはぎがフワフワになり、圧痛も消失。
歩行時に下肢がガクガクする感じもなくなりました。
評価・アプローチ・再評価まで5分ほどでした。
アプローチ(恥骨結合の調整)自体は15秒ほどで完了しています。
繰り返しますが、時間が速いから凄い、というわけではありません。
長時間かけた方が良くなる、という考えの元に施術をしている方なら、長時間かけたほうが良いと思います。
私の場合は極力短時間で、なおかつ優しい刺激で身体が変化した方が、即効性も持続性も高いという経験則の元アプローチを行っています。
骨盤調整を学ぶなら⇒ボキボキしない骨盤調整!「SPT(ソフト・ペルビック・テクニック)」