そのうち本格的に書こうとは思っているのだが、
武蔵野うどんという、まあ武蔵野大地で育まれてきたうどんがあってですね(´・ω・`)ホォ?
異論は認めるが、俺はうどんはこの汁で食べるのが至高だと思っている。
 
これは、レシピ紹介の意味合いもあるのだが、
それよりも、この料理を完成させるための協力要請である(´・ω・`)ナンダソレ
 
読者のお嬢さん方は、7年前くらいに
大規模BBQの締めで30人分くらい作って、
いまだかつてない美味しいヤツができたので、
この「武蔵野うどん風うどん」を食べたことがある方もいらっしゃるかもしれないが、
 
これの元のレシピは今は亡き伯母から母が教えてもらい、
僕が家を出るときに伝授してもらったというアレです(´・ω・`)アレ
 
「卒業試験です。この岩を切ってみてください」(´・ω・`)ムリムリ
 
川越の都市部育ちの母が知らずに育って、
川越の農村育ちの父の家では食われているという、
そういう局地的な料理。
「こ、これは! どうやって作るのか教えてください!」
と言ってしまうのも、納得できる味。
 
だって、ご存知のとおり僕は完全なる蕎麦派。
蕎麦は月に10回くらいは食ってるのに、
うどんは年に5回食べるかどうかどうかという僕。
その数回は、この自作のうどんなのだ。
このうまさは、別格。
 
実は、
川越の郊外はもちろん、立川や府中や、池袋にもお店はあるんだが、
はっきりいって、うちのヤツの方がうまいから外では食わんし、
そもそもこれは家庭料理なので外で食うものではない。
 
まあ、うちはタレしか作らないからね(`・ω・´)
(´・ω・`)キリ!!!!ジャナイデショ
 
それが俺の受け継いだレシピなのだから仕方なかろ(´・ω・`)
そういえば、脂の多さから、鴨付け蕎麦と同じ感覚だと思うし、
そう思うと蕎麦でいってもいいと思う。
 
この料理は、
①歯ごたえのある太めのうどん(このうどんのことを武蔵野うどんと呼ぶ)を、
②醤油強めの豚肉系スープで食べる
という特徴があるのだが、
 
俺がやるのは②だけ。
だって、この汁がうまいんだもん。
 
この②のスープで食べるうどんを田舎うどんと親父の実家では呼んでいたので、
武蔵野うどんという名称を知るのは10年後とかになった(´・ω・`)
 
だが歯ごたえのあるうどんって、好き嫌い分かれるわけで、
お店ではそっちにも結構な力を割くと思うが、僕はスープしかやらん。
 
それに、蕎麦派の俺は、うどんは打たん(`・ω・´)
(´・ω・`)キリ!!!!ジャナイデショ
 
この日はあるスーパーで一番高い生うどん。

 
汁はこれ。(2日目)
 
(゚Д゚)ウマー
 
 
いや、意味がわからない(´・ω・`)
そ、そうだよな(´・ω・`)
いや、詳細に書きたい気持ちは山々なんだ(´・ω・`)ユルセ
 
 
主婦の口伝の料理ってのは、
基本的に、レシピはあってないようなもんなんだ(´・ω・`)
 
公開できるように定量的なレシピを作り上げようと、
作るたびに量を測って作っていたんだが、
7年ほど何度もやっているんだが、
やっぱり美味しくはならなくてですね(´・ω・`)エ
 
だけど、飲みながら適当に作ったら、
会心の出来になるんですよ(´・ω・`)アルアル
 
ということで、おおよその目安は書いておくので、
誰かこのうどん汁の定量化した最強レシピを作り上げて欲しい。
作り方は簡単(`・ω・´)タブン
 
【基本の材料4人分程度】
・豚バラ、200g程度(コマでもよいが、比べるとやっぱりバラの方がうまい)
・玉ねぎ、大き目の半分~1玉、スライス。
(玉ねぎの旨味と甘さのバランスが難しく、少なめの方が玉ねぎの影響を避けられると思うが少ないと少ないでまた味が違うというジレンマ)
・醤油200ml程度
・しいたけ、大き目2個程度をスライス。
(生でもよいが、乾燥ならより強力な旨味が出せる)
・水を500ml~1000ml程度
・顆粒のかつおだし、大匙3~4くらい。
 
基本はこれだけ!
ほとんどのご家庭で作れると思う。
俺の書くレシピにしては珍しいでしょ(´・ω・`)ソウネ
 
が、作り方が勢い任せで、
勢いによって味がよくなるという(´・ω・`)ナンダソレ
 
【基本的な作り方】
①鍋に油を適当にしいて玉ねぎをガンガン炒める。
②適当なところで肉としいたけ(生なら)を入れて炒める。
③肉はメイラード反応は出さなくてよいので、色が変わったら最大火力にして醤油を全投入。
④醤油がぐっつぐっつと煮えたぎった状態を確認したら、水を投下。
⑤沸騰したら弱火にして顆粒出汁をこれでもかと入れて完成。
(干しシイタケならここ辺りで入れればOK)
 
適当に作った方がうまそうでしょ(´・ω・`)
 
上品な料理じゃなくて、田舎の粗野な料理なので化学調味料は多用する。
その代わり、無化調だよ~☆(ゝω・)vといってる店より絶対に美味い。
年に数回しか食わないんだから、気にするな。
ぶちこめ!
 
九州育ちで醤油薄めの出汁の香りを楽しむ派のやっくるも、
この武蔵野うどん風うどんについては絶大な支持があるY(`・ω・´)Y
 
で、この汁は塩分が濃いのです。
太めのうどんであまり汁が絡まないのを前提の設計になっていると思われる。
が、細めのうどんであれば、毛細管現象的に水分を保っているので、
それなりにすぐ薄まるので、むしろ汁を追加したくなるはずだ。
 
汁が余ったら、翌日水で延ばしてかけうどんみたいにして食べてもいい。
 
具材はもっと増やしてもかまわない。
ぼくのオススメは油揚げ(汁を吸うのがメインで味に大きな影響がない)
あとは長ネギとか入れても全然いい。
 
そして、唯一にして最大の注意点が1つあって、
たいていの汁は煮詰まったら水を入れる。
これは、この汁も例外ではない。
煮詰まってなくなるのは水分なのだからそれは間違いない。
 
が、具材を多くしすぎたから想定より薄いなーとか、
水を入れすぎて薄めすぎたぞーとか、
そういう時に、
醤油を入れてはいけない。
入れるのであれば、別鍋で醤油を煮たてて、それを入れること。
 
味噌を鍋で焼き付けると出汁要らずの味噌汁ができるわけだが、
同じ原理なんだろうな。
醤油を地獄のように煮たたせることによって、
その成分が何か揮発するとか変性するとかするんだろう。
水を入れた後にしょうゆを入れてはいけない。
これは数回も失敗してるので、間違いない。
 
汁物は、具材を変えるだけで大きく変わってしまうし、
お店では具材追加系のバリエーションメニューがあるが、
栄養バランスはともかく、
この素朴な材料だけで最良のものができてから、
アレンジ系に行こうと思っている。
 
武蔵野うどんのお店、それなりにいっぱいある。
うどんは武蔵野うどんが出てくるし、
汁も上記に近しいものが出てくるけど、
それで、なんか違うなぁと思ったら、
適当なうどんで、この汁を作って食べて欲しい。
 
豚肉と玉ねぎと醤油しかなくても作れるこの田舎のうどん汁。
そのレシピの成り立ちを考えると、外食で食うものでもないし、
高い金を払うものでもないと、僕は思っている。
 
なので。
安く、量を稼いで満足感を!という要請がなければ投下しない料理だが、
味で言えば、残念ながら、どんな俺のパスタよりうまいくらいの威力はある。

20分もあれば作れるし、時短系メニューとしてもいいと思いますよ(´・ω・`)