★☆ ヴィクトリアンのお針入れ ★☆ | 私のアンティーク物語・.。*.・o.☆


ヴィクトリアン時代のお裁縫道具を
いろいろ集めていると
クロモスが貼られたお細工もののお針入れを
見かけることがあります。


ヴィクトリアンの儚げな紙細工は


石板印刷のラベル(クロモス)が貼られたり


金彩の美しいエンボスや金具が使われていたりと


まるで小さな宝石箱のような可愛らしさに心惹かれます。


こちらは、
ヴィクトリアンの可愛い子供絵のラベルが貼られた物で



蓋を開けると、
四方に展開するお針箱。


そういえば、子供の頃
工作の時間に、こんな立方体の箱を作ったりしましたね。

お細工もののお針入れは
その時々にある材料で作られた手作り品のため、全く同じというものに
出会った事がありません。





現在のような大量生産とは違い
作り手の趣味や好みなどによって作られるので
型は同じでも、違う壁紙やクロモスの絵柄が使われ


それぞれ、
オリジナリティに富んだデザインとなっています。


こちらは、
くるくると少女の絵が展開するニードルケース


可愛いクロモスはもちろんですが、


頭に針刺しが付いていたり、
指貫を入れるスペースがあったりと
可愛いだけでなく、実用性のある
心憎い仕掛けに、思わずほっこり・・・


ひとつひとつに
ヴィクトリアン時代の女性の
お裁縫に対する深い愛情が感じられるのです。


▲アンティークショップ Eglantyne(エグランティーヌ)

  
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