聖域なき規制改革を断行する。労働市場改革の柱として解雇規制を見直す。関連法案を来年提出し、人材の流動化を促す。一般ドライバーが有料で客を運ぶ「ライドシェア」を全面解禁する。政治改革や規制改革は1年以内に実現する。

(9月7日日経新聞から一部引用)

 

目玉政策の一つがライドシェアの全面解禁のようです。

 

 

賛否両論の政策ですが、最近、立て続けにライドシェアの利用をしたので感想を述べておきたいと思います。

 

 

希望して利用したという訳ではなくスマホでタクシーの配車を手配したらライドシェアのタクシーが来たという経緯でしたが、感想としては「うーん。。同じお金で正規のタクシーが来るのであればそちらにしたい。」というのが正直な感想でした。ドライバーさん自体は普通でしたし対応に問題があったという訳ではないです。

ただ、本当にそのまんまの自家用車が来るので、赤の他人の家に上がっているようでまず落ち着きません。

また、頻繁に行く場所が目的地なのでこちらの方が道に詳しかったのですが、ドライバーさんがスマホのGoogleマップに従った道順で運転し、その道順がいつもの順路とは外れて回り道となったため、たぶん500円位多めに払うことになりました(金は持っていませんが喧嘩せずですんなリ決済しましたが、人によっては相当なトラブルになるでしょう)。

 

 

あと、ライドシェアの安全性というと、プロではないドライバーによる運転に伴う交通事故とか乗客がドライバーから被害を受けないか(特に女性客が性的被害に遭わないか)といった、どちらかというと乗客が被害者となることが念頭に置かれているような気がしますが、乗ってみて思ったのは、どちらかというとドライバーが客から被害に遭わないだろうかということがとても心配になました。

タクシーと異なり、運転席との間に間仕切りもなく、防犯カメラも緊急ボタンのような装備もないので、何かあった場合大丈夫だろうかと思いました。とりわけ、先ほどのような道順を巡ってのタクシーでのトラブルなどはプロとの間であってすら起こりやすいものですから素人のドライバーさんが対応できるのかはやや疑問です。

 

 

考えたくはありませんが、全面解禁となった場合にドライバさんがトラブルや被害に遭うような事案がきっかけとなって、結局、社内での安全設備の設置が義務付けられるなどの「規制」が入ってくるのでは?という予感がしてしまっています。

 

 

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