ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐって、NHKの稲葉会長は記者会見で、ジャニーズ事務所に所属するタレントの新規の出演依頼は、被害者への補償や再発防止の取り組みが着実に実施されることが確認されるまで、当面行わないと明らかにしました。
大みそかのNHK紅白歌合戦についても、こうした方針で対応していくとしています。
(9月27日NHKニュースウェブから一部引用)
紅白歌合戦についてNHKが都のような対応を取るのかなということは注目していましたが,「被害者への補償や再発防止の取り組みが着実に実施される」ことが条件ということですが,近いうちに開かれるというジャニーズ側の会見での「表明」だけでは,「実施」されたとまではいえないわけで,ジャニーズ事務所からの出場が全くないということも相当高い可能性で現実化しそうです。
一年最後の楽しい日に,ジャニーズのタレントがテレビにたくさん出てきてもお茶の間が微妙な空気になってしまうだけでしょうから,個人的には静かな大晦日が過ごせてよかったなと思っています。
事務所と所属タレントは別に考えるべきだというのはその通りだとは思いますが,性加害事案が起こされていた時期に役員や幹部を務めていたような者が残っている事務所と取引しないというのは当然の判断であり,所属タレント個人を守るための方策は別途検討されるべきではないかと思います。
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