対話式AI「ChatGPT」の利用が世界で急速に広がっている中、各国は個人情報の保護などへの懸念から規制案や認証制度などの検討を始めています。
日本でも高市科学技術担当大臣は「ChatGPT」について14日の衆議院内閣委員会でただちに利用を規制する考えはないとする一方、情報流出などの懸念にも対応する必要があるとして、検討体制を強化する方針を示しました。
(4月15日NHKニュースウェブから一部引用)
まだ使ったことはありませんが,便利なのであろうという一方で,何か危険な,使うことに慣れてしまったり全面的に依存してしまったりすると人間の退化をもたらしかねないのではないかということが直感的に感じられます。
私の仕事に沿ってイメージすれば,訴状や準備書面などの書面を作ってくれるというのは便利なことですが,仮にそれをそのまま出せるレベルのものであったとしても,やはりそのまま使うのには抵抗感が残ります。
私たちが作っている書面は,相手との関係性や今後のことなどを考えてあえて書かなかったり,文体を変えたり,順番を考えたりと様々工夫するものですが,こうした相手のことを斟酌する,思いをはせるといった機微な作業はどれだけ技術が進歩しようとも機会にはできないものである・・と信じたいものです。
AI裁判と憲法 | 弁護士江木大輔のブログ (ameblo.jp)
