30日をもって退位する天皇陛下は、202年ぶりの天皇の退位の儀式となる「退位礼正殿(たいいれい せいでんのぎ)の儀」に臨み、「象徴としての私(わたくし)を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します」と国民への最後のおことばを述べられました。天皇陛下は日付が変わると同時に皇位を退き、上皇となられます。
(4月30日NHKニュースウェブから一部引用)
平成の開始の日は中学生であった自分が今や中年となってしまい,感慨深いものがあります。
とはいえ,当時は昭和天皇の崩御に伴う暗い雰囲気の中で,テレビも関連ニュースのみ,お店も何もやっていなくて,まさに歌舞音曲禁止という不自由な状況でしたが,今日は,天気は悪いものの,普通にお店も営業していて,私も事務処理で事務所に出てきて作業をしているくらいですので,当時と比べるとやはり何事も普段通りという感じがします。
ところで,今回の退位,即位の根拠法となった天皇の退位等に関する皇室典範特例法は,本日が施行日であり,天皇は施行日限り退位し,皇嗣が,直ちに即位すると定められています。
(天皇の退位及び皇嗣の即位)天皇の退位等に関する皇室典範特例法 第2条 天皇は、この法律の施行の日限り、退位し、皇嗣が、直ちに即位する。
いろいろな儀式が行われてはいますが,法律的には儀式は退位,即位の効力とは関係ないものであり,明日の0時をもって,天皇の退位と皇太子の即位が自動的になされるということになります。