今日は,会社と代表者のセットの破産事件の債権者集会に,破産申立代理人として出席しました(東京地裁)。




東京地裁では,破産事件の債権者集会は,債権者が大きいなどの特別な事案でない限り(それなりの規模の事案ですと,この大きな会議室を丸ごと使ったり,全国的に被害者が散在しているような特別大きな消費者事件などでは場合によっては日比谷公会堂などが使われることもあります),大きな会議室のような部屋に7個所に机と椅子がセットされ,別々の破産事件が同時進行で行われます。





7つがそれぞれに裁判官,管財人,破産者,破産者代理人,債権者が着席し,別々の法廷であるという扱いになります。

最大7つが同時進行ですので,けっこうがやがやします。




債権者が出席しない事案も多く,そのような場合には管財人の説明,資料配布などが淡々と行われ,早ければものの2~3分で終わります。





債権者が出席してくる場合もありますが,金融機関の担当者が事務的に出席してくるという場合には特に何もありませんが,個人の債権者が出席される場合には,感情的になっていることもあって,すごくエキサイトしてしまうこともあります。

自分の順番が回ってくる時まで待機している間など,そのような事案を見ていることもありますが,声を荒げて「詐欺だ」「資産隠しだ!」という主張と管財人の説明,裁判官の発言などもまる聞こえになることもあります。





今日の私の事案では出席債権者もおらず,淡々と進み,今日が初回の集会でしたが,無事に終了しました。よかったです。





破産事件が減っているのか,たまたま今日がそうだったのか,昔ほどには人が少なく,落ち着いた感じがしました。








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