パソコンを教えて欲しいと次女に授業を頼んだ舅。
今まで使っていたパソコンが壊れたので買うと言う。
いや、ちょっと待って!
95歳で新しいパソコン買っても
頭がついていかないよ
うちの仕事用の使っていないのがあるので、それを使ってもらうことに。
舅はWordを使いこなしていて、前のパソコンにはびっしりファイルが保存されていた。
詩吟の議事録や、会報、大会のプログラムから
90歳まではマラソンクラブの会長をしていて大会の手紙など。
次女は舅のSOSに応えて
優しく丁寧に教えてあげた。
次女が教えてくれた
「母さん、じいちゃん面白いよ
耳が聞こえんから買ったんじゃー!って言うのよ。
補聴器かと思ったら
本だったよ〜」
耳が聞こえない舅
次女が
「じいちゃんは、その本を読んだら聞こえるようになるって言う(笑)
年齢は関係ないんだって!
本を読んだら耳が聞こえるようになるって信じてるわ〜」
そっか~、この前届いたのはその本だったのか。
Amazonから届いたのでビックリした。いくらパソコンを使っているからって、まさかネットショッピングは無理でしょ〜
どうやら、新聞の広告欄を見て電話したんだろうなぁ
今年のお盆の家族食事会で、おじいちゃんの肌が綺麗でシワがないってみんなで話題になって
「ワシは顔にクリーム塗っとるんじゃ」
それ、どんなクリーム?
「キミエホワイトじゃ」
95歳で美肌ケア
嫁も孫たちも大爆笑
それ、塗ったら
まだ間に合うかなぁ~
おじいちゃんが一言
「もう、遅いで」
いやいや、95歳までまだまだ先や〜ん
私は、そこまで生きられるとも思わないけれど
何でも前向きの舅に完敗
一昨日、姑から
寒くなったからベストを持ってきて欲しいと電話があった。
廊下のタンスの中に入れていると言うけれど無い。すると、そこになかったらあっちの衣装ケースにあるとか場所を色々言うけれど何処を探しても無い。
一度も着ていないと言うから何十年も前に買って片付けていたのだろう。
無いので違うのを持って行ったら、それではダメと言う。
それでまた探しものに時間を費やす。
舅を買い物や面会にも連れて行ったり、自分の事が後回しになって
ハァーッとため息が出る。
介護していながら
同居の家賃も払っている。
それはおかしいよと友達に言われる。
途中から同居した時に次男で居候だからという理由で家賃を払ってと言われ未だに払い続けている。
そのことをちょっと不満に思ったり。
そんな自分が嫌になる
イライラすることもあるけれど
幸いなことに舅は面白くて可愛いところもあるから笑っていられる。
それが せめてもの救い
穏やかに前向きに過ごしているから
良しとしよう
秋茄子がたくさん成ったから
焼き茄子をあげたら
舅はいつも言う
「秋茄子は嫁に食わすな」と言うがのぉ〜ハッハッハッ(笑)(笑)
いや
(私、嫁ですけどぉ〜)嫁の私に向かって言うかな(笑)
やっぱり笑えるおじいちゃん