(社)日本アタッチメント育児協会 アタッチメント発達支援アドバイザーの認定証が届きました。
「発達障害」「発達支援」という言葉を最近よく耳にするようになりました。

実際、他の子と比べた時に、発達が気になる…とか、発達が凸凹しているかも…と思う事はあるかもしれません。そして「~障害」という名前がつくと、一人一人の症状よりも名前だけを一括りにして判断してしまいがちです。

障害という名前がついてもつかなくても、一人一人良くも悪くも気がかりや苦手は必ずあると思います。それを、

「その子の特性として受け入れられる」ことができるか、
「ありのままの我が子を認める」ことができるかが、子育てをしていく上でとても大切ですが、当たり前の事だけど、とても難かしいことだと思います。

みんなと同じように…と子どもではなく親が求めていたら、いつまでたっても受け入れないし認められないし、先に繋がりません。本当は早い段階で発見し適切なケアを始められるといいのです。

アタッチメントを育む発達支援は特別なことではなく、全ての子に有効で、発達をより促し自己肯定感を豊かに育てます。
私は育児セラピストとして、お母さんの不安を身近に聞いてあげたいと思います。
なぜなら、私の子ども達も「起立性調節障害」という名前がついています。障害と名前がつくと、まず私自身が不安になりました。そして受け入れるまでに認めるまでに時間がかかりました。正直、今でもいつ回復するのか不安ですが関わりながら待つしかないのです。

子どもの特性と認識して、それに合った関わりをすること。
親が育ってほしいように育てるのではなく、子どもが望むように育てること。

この二つが分かれば、特別な子だって良いと思ったのです。人と違ってもいい。出来ないことがあってもいい。そのかわり出来ることをたくさん褒めてあげる。

アタッチメント(愛着)を形成すると、子どもは安心します。そして褒めて認めてあげると自信につながり、自ら挑戦していきます。でも子どもからやりたいと言うまで時間がかかるかもしれませんが、そこは信じて待つしかないのだと思います。

親も、受け入れて認めるのには、特性として理解するには時間がかかります。その中で子育てをしていくためにはお母さん一人だと不安に押し潰されそうになります。私がそうでした…。そのためには周囲の理解や協力が欠かせません。
特にお母さんのサポートが必要なのだと。だからこそ、日常生活の中で身近に感じられ、ちょっとした気がかりを気軽に相談でき、寄り添いながら安心を与えてあげるアドバイザ一になりたいと思います。

今が良ければいいのではない。手をかけ、目をかけ、心をかけて5年後、10年後の子ども達の可能性を信じて。
子ども達は一人一人たくさんの可能性を秘めています。
褒めて、認めて、大事にされた経験は、子ども達の自信となって、きっと自分らしく生きる道が見つかると信じています。
私自身もありのままの我が子を認められるように=母親としての自分自身も受け入れられるように。そして同じ母親の立場だからこそ、その気持ちが分かるからこそ、親と子どものそれぞれの立場に寄り添って支援ができるようになりたいのです。