どうも皆さま、
いよいよ「ようこそ、ミナト先生」ネタバレ感想文最終回です。
最後の最後が1番気になるところですが、
1番大事な辺りが1番あやふやな記憶でちゃんと覚えてません、すいやせん!
そんな訳で、
ホントにかなり怪しい中、自分の感想を中心に書いてます。
ネタバレ、あらすじ、ザックリです。
色々責任持てないんでかなり端折ってます。
1番知りたいことは書いてないかもしれません。
しょうがないよ、これは
「私の記憶の記録」
だから。
覚えてるけど敢えて書かなかった事もあります。
舞台を作ってくださった全ての関係者の皆さまに敬意を表して、
いつか出る円盤のために
そこで答え合わせするために。
苦情は要りません。
イヤなら見ないでね。
日永町の動画配信から判明したミナト先生のヒミツ。
ミナト先生は、「湊 孝成」ではなく「国広孝成」だった事。
そして、
その「国広」という名字は、20年以上前に、日永町の偏屈ジジイ、植村さんの愛する息子の命を奪った人と同じだった事。
植村さんがその事実を知り、怒りに任せてやってきて、ミナト先生に銃を突き付け激高したシーンと、
校長先生にミナト先生が長い独白をするシーン。
どっちが先だったのか、どーゆー流れだったのか、
忘れちまいましたー
1番大事なシーンなのにーーー。
1番重要なシーンなのにーーー。
・・でもまあ、ミナト先生のストーリーを知る分にはそんなに困らないから気にしなーい。←雑
ミナト先生は、自分を気に入って町に置いてくれた恩人、校長先生に自分の過去を話します。
ミナト先生が高校生の時、父親が交通事故を起こした事。
しかもそれが飲酒運転だった事。
母親も自分も、父親がそんなに酒浸りだったなんて全く気付かないでいた事。
事故が報道された瞬間から、ミナト先生の自宅には嫌がらせが始まった事。
身の安全のために、母親の姓である「湊」に名前を変え、引っ越すしかなくなった事。
「国広」という名前は珍しいので調べれば出て来てしまい、就職活動はうまくいかず、数々のアルバイトで食い繋ぎ、それでも父親の事が分かるとクビになった事。
母親が末期の癌になり、死ぬまで父親との関係を後悔していた事。
日永町に植村さんが居た事を知り、1年前の日永祭りの日に出所した父親と約束し待ち合わせたが、彼は来なかった。
ミナト先生がかけていた電話の相手は、彼や日永町の人達の人生を変えた父親でした。
校長先生と出会い、町の人に出会い、今までどこに行っても父親の事があってうまく行かなかった人生だったけど、日永町の人たちは何も知らず良くしてくれて、
そりゃそこに居場所見つけた気になっちゃうよね。
ずっと居場所がなく肩身の狭い思いで生きて来たんだもん。
頼られたら嬉しいし、どんどん良い人って思われたくなるよね。
だからミナト先生は、ずっと過去を隠したまま、日永町に居着いた。
みんなが優しくて。
みんなが自分を頼ってくれて。
コレが、雅紀が宮田先生と深く深く悩んで考えて作り上げた
「20年以上前の出来事を、今その距離感で話すシーン」
超絶長台詞で、本当に台本何ページ分?ってくらいのミナト先生のストーリーをずーっと1人で語った雅紀。
怒り、嘆き、不安、諦め。
沢山の負の感情と、周りや自分への苛立ちを表現していました。
細かいエピソードとしては、
・卵焼きを食べている時に警察から電話が来て、そこから人生が一変。卵焼きひとつで人生が変わるんだなって話していた
・名古屋のライブハウスで働いていたらしいミナト先生。
また名古屋に帰るとか話していたミナト先生。
えー、どこどこーーどこのライブハウスーーー?!と湧き立つ中部地方民
・日永町で音楽の非常勤講師をしていたミナト先生だけど、教員免許は一体いつ取ったんだ問題。
ちゃんと就職も出来なかったと嘆いていたし、学校はいつ行ったん?学費はどうしたん?と気になる人続出。(私調べ)
そして、ミナト先生の秘密、事実を知った町民たちはミナト先生を責めます。
小さな町で、住民自体が少ない過疎地では、知り合いも同級生も生まれたばかりの赤ちゃんも、みんな家族みたいな存在で。
だからこそ、ずっと慕ってきた大好きなミナト先生が
「ミナト先生」
という人を演じていた事や、家族同様の仲間の命を奪った人の息子だった事を黙っていたのが許せなかった。
・・のかなと思ってる。
正直、この後半の怒涛の展開、ストーリー設定への違和感、そして雅紀の芝居の迫力に、私はほとんどセリフが頭に入って来なくて・・。
なんでこんなにミナト先生は自分を責めるのか、
なんで町民はミナト先生をこんなに責めるのか、
いまだにキチンと理解できてないんですよね。
「謝りなさいよ!」
と、校長先生のヨメ(植村さんの息子の同級生)に言われて、
「はあ?
オレが?
なんで俺が謝るんだよ!」
とミナト先生がキレた時、
「はあ?
雅紀が?
なんで雅紀が謝るんだよ!」
と私もぶち切れ。
悪いの全部父親やん。
ミナト先生は何も悪くないやん。
観劇してすぐの記事にも伏せ字で書いたけど・・
ミナト先生も「被害者」なのに、なんでこんなに言われなきゃならんのじゃヽ(`Д´)ノ
なんでミナト先生をひっ叩くんヽ(`Д´)ノ
この町民たち、みんなアホかバカかクソかヽ(`Д´)ノ
・・と、15列目で1人でむちゃくちゃ怒り狂ってました( ̄▽ ̄)。
そんなに激高され、怒鳴られ、引っ叩かれるほどミナト先生は悪いことをしたのか?
町の人達にミナト先生は良いことしかしてなくね?
ずっと「ミナト先生ミナト先生」って慕ってたのは自分達の意志やないかい。
父親を責めながら自分をも責め、町民にも責められ、
泣いて膝を落として拳で自分の脚を殴るほどミナト先生は悪なのか?
私はただひたすら、
本気で己を責め、
本気で何度も拳骨で脚(腿)を殴る雅紀・・ミナト先生に
(雅紀〜!痛いからもうやめて〜)
と思いながら見てて、もはやそれしか覚えてないです。
これは、平和に、そこそこ幸せに生きてきた、ごくフツーの人生しか知らない私だからこその意見なのかもしれません。
レコメンで雅紀が話していたような、宮田先生と金子先生の意図するストーリーの本意や、雅紀が作り上げたミナト先生の思い。
私はどれだけ受け取れたのか。
自信がありません・・
ああ、もう一回落ち着いて観たい。
もう一回、一語一句セリフを噛み締めて理解しながら観たい。
そしたら理解出来るかもしれないから。
私がちゃんと理解し、涙が出たのは、ミナト先生が町のあちこちを回って撮っていた写真が、実は植村さんの息子に纏わる場所だったと分かった時。
子ども時代に遊んだ場所、学生時代に使ったバス停、よく行ったポスト、川、田んぼ・・。
ミナト先生なりの、町の人達や植村さんへの贖罪だったんだと。
町の皆んなの心に、20年以上経ってもまだまだ居続ける息子さんの存在を、こうして写真に撮って残しておこうとしたんだと。
それを知り、ずっと頑なだった植村さんの心が解けた事は良かったし、ミナト先生は救われたなぁと思ったけど・・
なんでミナト先生が贖罪・・?
と、やっぱり今の私にはよく分からない。(ダメな客)
何回考えても
全部クソ親父のせい
パンフレットの最後に
「日永町には綺麗な物が沢山ある。
何もないんじゃない。沢山あるんだよ。」
というセリフ。
観劇した後に読むと、ミナト先生が生きてきた長い長い孤独を思い、切なくなります。
「ようこそ、ミナト先生」の意味。
観劇した皆さまはどう感じたのか、聞いてみたいです。
私は、この世には理解し難い事、理不尽な事が溢れていて、人の心は一筋縄ではいかないんだという世の不条理を学びました。
でも、ちゃんと話せば分かるし、ちゃんと見てる人はいる。
その人の本質は変わらない。
そう思います。
ミナト先生はステキな人です
舞台が終わって、さっきまでのフクザツな世界から一気に煌びやかなスターの集まりに変わるカーテンコールでは、東京千秋楽という事もあり、とっても晴れやかな皆さんの姿がありました。
雅紀が登場する時には拍手のボリュームが一段と大きくなり、座長への最大の賛辞が伝わったんじゃないかと思います。
カテコで雅紀が出てきた時。
もう色んな感情が一気に溢れてめっちゃ泣きました。
大好きな嵐の活動休止ラストイヤーを全くファンと過ごせなかった悔しさから始まり、
休止に入ってからも、ずっと1人で頑張ってる姿を私たちは見てきた。
休止2年目になり、
「お客さんの前に立ちたい。ファンに会いたい。」
という思いを叶えるために、大変な「舞台」という仕事を選んでくれた。
コロナがまだ入ってきたばかりの頃に、宮田先生とグローブ座で再会のハグをし、色々話していたのを見て
(きっと休止に入ったら雅紀は舞台をしてくれる。きっと宮田先生は雅紀と舞台を作ってくれる。)
と、葉担はみんな思いましたよね。
それが実現した。
まだまだ気楽に人を集められる環境じゃないけど、それでもカメラを通さず直に会えるチャンスをくれた。
叶ったね。
ずっとやりたかった事が叶ったね。
願えば叶うって事を見せてくれたね。
ありがとね、ありがとね。
良かったね、良かったね。
そんな風に色んなことを思い出して、
色んなことを想って、
雅紀の願いが叶って、
私たちの願いも叶って、
もうとにかく嬉しくて嬉しくて、
1回目のカテコはずーっと泣いてました。
泣いたら雅紀が見えなくなっちゃうー!
と思いながらも、さっきまでのミナト先生の苦悶の表情じゃなく、晴れやかな雅紀のやり切った感いっぱいな笑顔に涙しか出ない。声出せないしさ。
もっと近くでしっかり顔を見たかったなぁ。
さらに、東京千秋楽という事で雅紀からの挨拶。
一気にさっきまでの大拍手がピタッと止められるのはさすが座長とヲタの絆が成せる技です。
無事に東京千秋楽を迎えられた事。
観に来てくれた方、応援してくれた方への感謝。
日永町民一同、健康管理に気をつけて頑張った事。
そして、これから大阪へ行ってまいります!と。
日永町民の真ん中に立つ雅紀は、とても誇らしくキラキラしてました。
きっとミナト先生は、この先幸せに生きてくれると感じさせてくれました。
ほんの数分で役に入ったり役を抜いたりするって本当にプロだなぁと思うし、ホントにカッコ良いです。
そして、色んなレポでも見たけれど、あれだけの大きなセットを短時間で無音で転換する技はホントに凄い。
その暗闇の中で、セットと共に無音ではけて行く演者さん達も凄い。
一体どんな技使ってんだろ。
舞台はやっぱりいい
やっぱり生はいい
皆さまは・・どんな事覚えてます?
今回残念ながら観劇が叶わなかった方、少しは満足してもらえたかな?
きっとますます観たくなっちゃうよね。
円盤化をお願いしましょう!
言霊言霊
以上、ヌメヌメ葉担の舞台観劇自己満ネタバレ感想文でした。
完