退院後ベッドの上だけで過ごすようになった父。ヘルパーさんの入浴介助も
ベッドから動こうとしないので、
身体を清拭してもらうだけになってしまった。
シャンプーはドライシャンプーを使っていたが、ヘルパーさんが、ベッドでも洗髪できる方法を考えてくださり、洗髪もしていただけるようになった。
入院前は食事の時には、がんばって移動して
一緒に食事をしていたのだが、
退院後は毎回ここ(ベッド)で食べると言って、
まるで病室にようになってしまった。
我が家は孤食となってしまった。
父が使っている部屋は
祖母が生前使っていた部屋で、
仏壇や神棚がある。
父は仏壇の扉を閉めっぱなしにするように強く言った。
何故か?聞いてみた。
「睨まれているようで嫌だから」
だそうで、
「睨まれるようなことをしているのかい?」
と私が聞き返したら、そうだと答えていた。
仕方ないので、朝晩手を合わせる時だけ扉を開けることになってしまい、
月命日でさえ何もお供物も線香もあげないことになってしまったのだった。
せめてと思い私は月命日にお墓参りをすることにした。
ほぼ寝たきりとはいえ、
大学病院へ前立腺がんの治療に行かなければいけない。
導尿バルーンをつけているから
そこから感染しやすくなり、
この前のように膀胱炎や腎盂炎を起こす可能性があるからだ。
入院もあったので、前立腺がんのホルモン治療は3ヶ月に1回なのだが、1ヶ月遅れてしまった。
数値は30の手前。
貧血も相変わらずだ。
この血🩸のように赤い尿は大丈夫なのか?
ちらっと見た先生は、
「泌尿器科的には許容範囲です。」
😳
そうなのか…
私たち家族は導尿バルーンを外すのが目的だと思っていたが、
父は先生へこんなことを言ったのだ。
「導尿バルーンを入れていた方がラクなんですよね。」
すると先生は
「そうなると、バルーンを4週間に1回交換しないといけないので、申し訳ありませんが、4週間に1回きてもらうことになりますね。」
バルーンを入れたのは往診の先生だったが、
退院後、泌尿器科にかかっているから
バルーンの管理は大学病院になってしまうのだ。
この辺がよくわからない。
私が勤めている薬局で往診してもらっている患者さんのご家族が薬をもらいにきた時、
「痰の薬も出ているけど、
痰が絡んでいて苦しそうだから違う薬にしてもらうことについては、
往診の先生は対応してくれなくて…
耳鼻科に連れて行かないといけないんだって。
リウマチの薬も、調整はリウマチの先生に診てもらわないといけないから、
このままで続けるしかないんです。」
そういうものなの?
せめて高齢で寝たきりになって
薬を減らすことくらいは往診の先生でいいのでは?
こんな面倒なことになっているから
薬も減らせないし、医療費がいつまでも下がっていかないのだよ‼️
ホルモン療法だけなら3ヶ月に1回でよかったのに…。
ま、完全寝たきりで終身刑みたいに一歩も外に出ないよりはいいのかな🤔
そう思いながら病院を後にした私だった。
本日もお読みくださり、
ありがとうございました😊