古いチェアが好きな方は「キッチンチェア」という言葉を聞かれたことがあるかもしれません。

イギリスでは木製の座面の小型のウインザーチェアを全般的に「キッチンチェア」と呼んでいるように思います。皮やファブリックが張ってある座面のチェアをキッチンチェアとは言わないようです。

ところでこの「キッチンチェア」という呼び名は、アーコールの製品にも一部使われているものがあるらしいということを最近になって知りました。

具体的には下の写真のものがアーコールの古いカタログではキッチンチェア、あるいはオールパーパスチェア(All-purpose chair)

として紹介されています。

それに対して、クエーカーチェアやゴールドスミスチェア等はダイニングチェアとして紹介されているので、どのあたりに差があるのか少し気になるところですね目

ちなみに明らかな違いとしては、キッチンチェアとして紹介されているんのはいずれも座面の高さ約44cm、ダイニングチェアとして紹介されているものは約42cmとなっており、キッチンチェアのほうが高くなっています。

またキッチンチェアという名で売り出されている通り、キッチン、ブレックファーストルーム、レストランでの使用を目的として作られたもののようです。

 

そんなアーコールのキッチンチェアの中の一つ、スウェプトバックチェアをネットショップにアップしましたひらめき電球

商品ページはこちら→アーコール スウェプトバックチェア

 

工房では当店の商品ラインナップの中では珍しい、1930年代イギリス製チェアを修理中です。