今日は、算数オリンピック・トライアル大会の日でしたね。
息子も全力で挑戦していましたので、嬉しかったことも少し苦い経験も、色々な思い出がよみがえります。
算数オリンピックの問題に挑戦し始めたのは小1の頃。
あまりに難し過ぎて、手も足も出ませんでした。
そこから地道に取り組みを続けて、
小学3年生でキッズBEE(算数オリンピックの低学年部門)に初挑戦し、ありがたくも金賞をいただくことができました。
ジュニアがつく部門ではさっぱり振いませんでしたが、小学6年生での算数オリンピックとその後の広中杯(中学生部門)も入賞という結果をいただくことができました。
その後は、数学オリンピックに挑戦する中高生としての道が続いていくのですが——
こうして振り返ってみても、やはり強く感じることは、
算数や数学の力を伸ばすには、手を使った経験が欠かせないということです。
いくらプリントやテキストの上だけで思考力を育てようとしても、それは無理だと思うのです。
低学年までの「手と頭をつなぐ」経験が、考える力の土台をつくっていきます。
粘り強く考えることができる子は、自分の中から湧いてくる
「なんでこうなるんだろう?」とか、
「こうしてみようかな?」という気持ちにとことん向き合うことができます。
それには手と頭を動かして試行錯誤する時間をいかに積み重ねているか?だと、日々、子どもたちの様子を見て改めて感じています。
息子が幼少の頃から手を動かして熱中して来たことのひとつが折り紙です。
ただの正方形の紙。
そこから生まれる、無限のかたち。
これほど楽しくて、奥深くて、
しかもお財布にやさしい(笑)知育ツールが他にあるでしょうか?
幼いころから高学年になるまで、どれほど親子で一緒に折り紙に勤しんできたかわかりません。
一枚の紙と向き合い、自分の手で折り進める時間は、思考力を育てたり図形のセンスを磨くだけでなく、集中力や、最後までやり抜く根気を育てる大切な時間でした。
完成形が見えない中で折り進める過程では、想像力と論理力も必要になります。
シンプルだからこそ、「手を動かして考える」経験が、子どもの思考を育ててくれるのです。
そして、親子で一緒に考えて夢中になった時間は、とても楽しくて幸せなひとときでした。
今は知育にも便利なツールがたくさんあります。
でもシンプルなものほど奥が深いように思うのです。
さて、昨年の春休みと夏休みに開講し、ご好評をいただいた
「折り紙から学ぶ図形のおもしろさを知る講座」
を、この夏休みも開講いたします。
今年は年に1度きりのチャンスです。
この講座は、ただ折り方を教える講座ではありません。
どうぞ詳しくは以下の記事をご覧ください。
今年の夏も、かたちと出会い、そのおもしろさに気づく時間をお届けできたらと思っています。
定員4名のレッスンですので、先着で締め切らせていただきます。
お問い合わせは専用LINE、もしくは以下のフォームから、どうぞお気軽にお問い合わせください。