意気揚々とスタートした新年度、少しずつ暑さが増してくるこの時期あたりから、子どもたちの疲れが見え始めてきます。

特に小1の1学期を乗り越えるのは大きな山だと思います。

 

  辛かったあの頃

 

新しい環境では色々なことがあります。

実は我が家にとっても、小1のこの時期は大きな山でした。



1時間以上の通学時間をかけて私立小に通わせていたので、身体が小さく体力もなかった息子はバス通学とはいえ、毎日ヘトヘトでした。


重度の食物アレルギーを持つ息子は給食を食べることができなかったので、幼稚園から引き続いてのお弁当持ち。

幼稚園の頃より朝が早くなり、朝5時起きのお弁当作りという毎日の生活ペースに慣れるまでは私も大変でした。


さらに、アレルギーに対して心ない言葉でからかわれたり、お弁当にいたずらをされたりと、精神的にも辛いことが重なった時期でした。

涙をこらえて帰ってくる息子をどう励まして、送り出したらいいのか。


一歩間違えば命に関わることでもあったので、私の心労も重なって、親子で心身ともに本当に辛かった時期でした。

 

  「比べない」「焦らない」


新しい環境では予想外のことがあったりしますし、新しい生活のペースを掴むまでは大変です。

暑さが増していくこの時期、子どもだけでなく母も疲れが溜まりがちです。


お勉強に習い事、思うように進まないことも少なくないと思います。

息子も入学までは出来ていたことが、出来なくなっていました。


でも、この時期は焦らなくてもいいと思います。

夏休みまでの辛抱です。

夏休みを超えると、子どもは必ずひとまわり成長します。


だから、我が子のペースで進めば良いのです。

息子も辛い大変な時期を乗り越えて、少しずつ強くなっていきました。


  疲れのサインを見逃さない


身体も心も無理していないか?

疲れのサインを見逃さないようにしてあげたいですね。


「朝起きるのがつらそう」

「勉強がなかなか進まない」といった、小さな変化をキャッチして、無理していないかを見直して、調整してあげることは大切です。


  「量より質」


学習は「量より質」の取り組みを大切にして、ほんの少しずつでも続けられるように、「朝少しだけ」でも学習するようにしていました。


帰宅後は無理をしないで、朝の元気なうちに。


毎日ほんの短い時間だけでも続けることで、習慣を作っていくことができました。



  睡眠のリズムが、元気のカギ


子どもが疲れている、学習が進まない、集中力が保てないなど、そんな時はまず気を配るのは睡眠です。


睡眠の質や睡眠時間に乱れがあると、日中にその影響は出てきます。


「寝る時間」と「睡眠の質」は

子どもの疲れを癒し、次の日の気持ちの安定につながります。


生活のリズムを整えてあげることは大切ですが、その中で睡眠時間は最優先です。


  がんばることも大切だけれど…


がんばることも大切だけれど、がんばらなくていい時間も同じくらい大切です。
がんばれ!ばかりでは、心も身体も疲れてしまいます。


「ゆっくりでいいよ」と

疲れている時は、子どもにも自分にも声をかけてあげることは必要です。


その労りが、また明日への力になります。


疲れが出やすいこの時期こそ、親子でゆったり夏を迎えて乗り越えましょう。


そして夏休みが終わる頃には、ひとまわり逞しく成長した我が子の笑顔が見られます。


ママも自分を癒すことを忘れずに。

焦らず過ごしていきましょう。


アカツメクサ

​土手で見つけたアカツメクサを

小さなブーケにして。