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夏目漱石の研究課題をするにおいて、作品を読むのは基本だ。本を買ったり図書館で借りたりしながら読む。ゼミの単位はなるべく落としたくない為、研究発表する準備が忙しいのは学生の宿命。1回生であまり単位を落とすとさい先調子が悪くて不安になる。そんな訳で、ゼミの研究課題は、力を入れている。
時間が合えば、皆でソフトボールをしたり、夜ボーリングに行ったりするようにしていたある日、瀬戸内が、
「私、学生課でバイトの紹介受けた。バイト行く事にした。ブティックに」
「えっ、大学院に進む文学研究にしか興味ないお前が!一体どんな風の吹き回しだ?しかもブティックなんてまるで水と油じゃないか。よく採用になったもんだ」夏目漱石研究グループが笑い始めると
「勉強だけじゃ良くない、今の内だからアルバイトの経験もしようと思ったわけよ、ファッション雑誌見てアルバイトに行ってみたくなったの」
と言う瀬戸内以外にも、夜、喫茶店でウエイトレスをし始めたテニス同好会の伊達を皮切りに、「社会勉強」「小遣い稼ぎ」と言いながら結局、バイトに向かう事になる。
終り