243


連続現代blog小説    

里村は、試験が終わりに近づくと、高知県にある建設工事を営んでいる会社の短期アルバイト募集に応募していた。「夏休みを利用して雄大な自然の中」、「宿泊食事つき」、「田舎でいい仕事」「村おこし」という言葉に「都会だけが仕事ではない」と思っての応募だ。数日後電話連絡で「一度面接に来て欲しい」との事だが、ほぼ電話で決まったようなものだった。前期試験が終わると、すぐさま高知県へと向う事にした。

高知県イノシシ村は、過疎化が進む田舎町。そこで水道工事やガスの配管工事を手伝う事になった。その村に温泉休暇村を建設中だそうで、それが「村おこし」の一環と聞いた里村は、大いに興味を持った。「村おこし」で過疎地を街へと大きくして行く事は、会社に就職して会社を大きくして行くよりもやりがいある仕事のように思ったからだ。行く行くは企画などを手掛ける仕事をしたいと思っている。