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レイコが友人たちに、まだ信じられない様子で
「紹介するわ、同級生の安田 雄一さん」
「えっ!まさか…」
3人の友人女性は互いに顔を見合せたまま、一人は開いた口に手を当てていた。しかし3人共顔色が良くなく、血の気が引いている様にも思える。自分の顔面から血の気が引くのが分かるのは雄一も同じだった。
レイコが言い始めた
「やっぱり効くのね」
レイコの女友人は、
「偶然じゃないの?すごい!」
「信じられない…」
等と言い始めた。雄一は、
「いっ、…一体何の…こと?警察が来たの?」
と冷や汗が出ている。
レイコが説明し始めた、
「警察?あっ、あのね、皆会社の同僚なんだけど、明美がアジアに添乗員として行った際、本屋に入ってみていると、面白い本を見つけたのよ。それがこれ。」
とテーブルの上の本を指差した。
「皆、君と同じ旅行会社で添乗員をしているのか。それで、一体何の本それ?」
と言う雄一に対して、
「魔術の本なの。それでね、今試していたの。」
明美と呼ばれている女性が、さらに
「このローソクに火をつけて、その下に会いたい人の名前とこの本に書かれた呪文を紙に書いて敷けば、その人が必ず来るという、ある民族で古くから伝えられている魔術だって、それで…」
他の女性が
「そう。それで誰を呼ぼうかと言う事になって、レイコが安田 雄一さんに会いたいって言いだして…」
「まさかと思っていたら、本当に安田さんが来たなんて…」とレイコが真面目な顔で言った。
「買い物に行って帰りに寄ってみただけだよ。もう帰るさ。」と言う顔色の良くない雄一。
「ねぇ、もう一回試してみない。偶然かどうか分かるし」と、明美が言い出した。