常磐線の貨物列車は田端運転所配置のEF81が、JR発足後も国鉄時代からの「引継ぎ」で担当していました。
星ガマの印象が強かった田端所のEF81ですが、星が描かれなかった機関車もありました。
84号機はその一つ。
高速B 4095レ
EF81 84[田]+コキ車
1991.7.30 金町
JR初期の頃は旅客会社の運転士が貨物列車を、貨物会社の運転士が旅客列車を運転した時期もありました。
旅客会社の場合、例としてJR東海の運転士が東日本管内へ「越境」していましたが、今は「サンライズ瀬戸・出雲」の車掌でさえ会社境界毎に交代します。
あの頃の「鉄道ジャーナル」の記事で読みましたが、「JR他社管内で責任事故を起こしたら、面目丸つぶれ」とありましたから、JR他社管内への「越境」は、かなりのプレッシャーだったのでしょう。
例外は北陸新幹線の乗務員で、全列車停車の長野で交代するので、西日本の乗務員が東日本管内へ「越境」します。