汚れた手をそこで拭かない
芦沢 央
これね、人の悪意を暴いてく手法がすごい!
情景も心情もムダのない描写なのに、静かに始まってぐいぐい来るし
ぞっとする話の中で主人公たちが悪手に次ぐ悪手を打ち、自ら追いつめられてく救いのなさがおもしろく
夜ふかしで一気に読んでしまいました。
とは言え、怖いばかりではないんです。最初の話の夫婦なんて互いに思いやる姿が感動的でしたし、先に認知症状のあらわれだした妻を労る夫が語り手の話にはつましいながらも心豊かな老老暮らしを垣間見たようでほわっとしました。
そうかと思えば、ヤラカシ教師の悪あがきは醜いし、最後の話の料理研究家のオチは明かされるより先に気づいちゃいました。や、先ずはソレ隠さないと!!(注:経験者ではありません)
全体に読み手を選ぶ作風だとは思いますが、私は好きですね。おもしろい!
◇◆◇
臨月に入った次女
胎児はまだ2200gしかないのに、
もうね、母体の体重は増やしたらダメって
そんな厳戒態勢の中でのお夕食
体重厳重注意の他に塩分制限もあるので
手っ取り早く夜だけは汁もの無しにして、皿数も減らしてます。
これは娘だからできることで、お嫁さんにはできません
メインは生協のサーモン+しめじのバター蒸し
こんにゃく、絹さや、きゅうりの酢みそ和え
そして雑穀米、は無洗米の便利なやつ
この調子であと4週間、頑張ります
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