ブラッド・メリディアン あるいは西部の夕陽の赤 (ハヤカワepi文庫)

 


ブラッド・メリディアン

コーマック・マッカーシー/黒原敏行


この文体の特殊性……癖になる〜ルンルン

主人公は名無しだし、心情描写が無いので長い旅路が淡々と飄々と紡がれていきます。


邦訳で読んだから訳者さんの日本語力の賜物なんだろうけど、時として壮大で時として切ない情景描写は圧巻びっくりマーク


大いなる自然の中で、果てなく繰り返される追い追われ、ころしころされる状況が詳細に描き出されていることに最初は目を瞠りましたが、その内そんな惨さも風景に溶け込む自然の摂理であるかに感じました。


そうなるとむごたらしさも、どこかコミカルに見えてきて(私だけ??)


『頭皮を剝がれ部分的に食われた裸の死体が積み重なっていた』


瞬時に頭に浮かぶ 

Surviving the Fall

 



おっ頭皮狩りゾンビ?

あ、コマンチ族か爆笑



なんて不謹慎にクスッとなりはしましたが、心にずしんとくる言葉もありました。


『自分の運命を知った者がそれとは反対の道を選んだとしても結局は同じ指定の時間に同じ清算をすることになる、というのも各自の運命はその者が住んでいる世界と同じだけの大きさを持っていてそのなかにすべての可能性を含んでいるからだ』



もう一つ



『人間の記憶など不確かなもので実際にあった過去となかった過去にたいした違いはない』


どうです?深いでしょ。


でも最後にあとがき読んでビックリよびっくり


実在の人物をモデルにしたんですって!?


メッチャクチャ非道なキャラたち、みーんな実名ってガーン


こわいよ〜驚き

最後の最後にゾゾゾっとしました魂


◇◆◇


まだお腹が大きくないからって、年明けてから次女猫がちょこちょこ来るんだけど


電車乗り換えもあり、バスにも乗り、2時間くらいかかるから心配です。


先週のプレート、変なアングルだけど笑1枚だけ画像あったので貼りますニヤリ


星ほっけ一夜干し

星にんじんごま和え

星マカロニツナサラダ

星ウインナーと玉ねぎのケチャップ炒め


🍚は別盛りにしました。


こんなものでも好き嫌いなく、喜んで食べてくれるので嬉しい😄







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