先月読了の本。![]()
『 霜月記 』 砂原浩太朗
目次:
柳町
灯火
行き違い
手
北の湊
父と子
探索
転変
その前夜
北前船
『高瀬庄左衛門御留書』『黛家の兄弟』に続く、「
名判官だった祖父・失踪した父・重責に戸惑う息子。
町奉行を家職とする三代それぞれの葛藤を描く。
18歳の草壁総次郎は、何の前触れもなく致仕して失踪した父・
名判官と謳われた祖父・
ある日、
総次郎は遺体のそばに、
さまざまな曲折を経て、
~「神山藩シリーズ」とは~
架空の藩「神山藩」を舞台とした砂原浩太朗の時代小説シリーズ。
『 天下を買った女 』 伊東潤
目次:
第一章 かくれなき美婦人
第二章 花の御所
第三章 悪しき女(ひと)
第四章 戦乱の果て
室町幕府の力が衰えた乱世の時代。
俊英・
北条政子と並び立つ、「強き御台所」日野富子。
『 沈黙の町で 』 奥田英朗
北関東のある県で、
やがて祐一が同級生からいじめを受けていたことが明らかになる。
被害者や加害者とされた子の家族、
『 ブータン、世界でいちばん幸せな女の子 』 阿川佐和子
目次:
ブータンの歌
カモメの子
垂直のリンダ
黄昏のストレンジャー
花束のわけ
母の歌
忘れられていた「ブータン」は、中学の同級生だった。
せつなさに胸が熱くなる、女ともだちの物語。
いつの頃からか、私は生涯の友というものを望まなくなった。
四十を過ぎて、そんなことを思っていた頃、
彼女の名前は、丹野朋子さん。
中学の同級生で、
ブタみたいに太っていたので、「
アラフォーになって再会した彼女は、
そして彼女は、
ブータンに強引に連れられて、
不思議な存在感のある「ブータン」をめぐって、
『 居酒屋 ぼったくり おかわり3 』 秋川滝美
目次:
医師の息子
馨の結婚
夫婦のあり方
猫騒動再び
ねぎらいの夜
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。
名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある。
全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!
旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の番外編第三弾!!
『 とにもかくにもごはん 』 小野寺史宜
目次:
午後四時 こんにちは 松井波子(まついなみこ)
午後四時半 おつかれさま 木戸凪穂(きどなぎほ)
午後五時 いただきます 森下牧斗(もりしたまきと)
午後五時半 ごちそうさま 岡田千亜(おかだちあ)
午後五時五十五分 お元気で 白岩鈴彦(しらいわすずひこ)
午後六時 さようなら 森下喜紗(もりしたきさ)
午後六時半 ごめんなさい 松井航大(まついこうだい)
午後七時 ありがとう 石上久恵(いしがみひさえ)
午後七時半 また明日 宮本良作(みやもとりょうさく)
午後八時 初めまして 松井波子(まついなみこ)
わかるよ、みんないろいろあるけどさ――。
ほら、あたたかいごはんを食べれば、きっと元気になれるはず!
子ども食堂を舞台に、市井の人々の生きづらさと希望を描く、
営業時間は午後5時から8時まで。
亡き夫との思い出をきっかけに松井波子が開いた「
スタッフは、夫とうまくいかない近所の主婦や、
お客さまは、デートに向かうお母さんに置いていかれる小学生や、
子どもも大人もお年寄りも、みんなまとめていらっしゃい!
うまくて泣ける、心温まる絶品群像劇!





