難しい舵取り | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

難しい舵取り

 中国がまた香港で、民主派の議員さんたちを逮捕拘束したらしいね。この国には、民主主義という正義のルールは無いからね。

 

 私が、文革直後の、中国を訪れたときに感じたこと。それは、この国は、共産主義でなければ、国体を維持出来ない国だってことやった。

 

 中国って、意外にも多民族国家で、歴史上、いろいろな民族が群雄割拠していて、なかなか、一つにまとまれなかった。

 

 そこに欧米列強や日本が付け込んで、植民地にしていたからね。

 

 ただ、今の中国共産党にとって、日本は実は恩人である部分もあるのやね。日本軍が中国に来なかったら、欧米列強を追い出せなかったから。

 

 特に、毛沢東率いる八路軍は、蒋介石率いる国民党軍と違って、日本と戦わず逃げ回っていたからね。

 

 国民党軍の勢力が強くて、八路軍は、敗色濃厚だったところに、日本軍が来て国民党軍と戦ってくれたおかげで、毛沢東は、中国は国家統一が出来たからね。

 

 昔の公文書が公開されるようになって、中国の天安門事件の時の日本政府の動きが注目されている。

 

 世界各国の中国非難は、留まるところを知らず高まり、中国国内では、腐敗した地方役人たちへの反発で、内乱に近い騒動が、中国全土で頻発していた。

 

 あともう少しで、中国共産党の一党独裁は崩れそうなところまで来ていたというのやね。

 

 ところが、国際社会の批判の嵐の中で、日本だけが、中国に制裁することに消極的やったのやね。当時の総理は、宇野首相。

 

 その前に田中角栄氏の中国好きは有名やから、日本の外務省には、これ以降、チャイナスクールと呼ばれる親中国的なグループが出来ていたからね。

 

 いま、中国は民主化問題と人権問題で、また天安門事件に近い状況が出ている。ただ、日本にとって中国は、世界一の貿易相手国。

 

 助けは出来ないけど、傷を深く負いたくないのが、日本の本音。難しい舵取りが求められる。どうする? 菅さん。