ちょうど一か月ずれた陰暦7月15日、こちらでは台風の来襲で盆踊りに支障が出ましたが、韓国では百中(ペチュン)の日として各地で行事が行われます。水原(スウォン)の華城百中祭に福岡のチャンゴ教室からお誘いを受け、参加してきました。今度で三回目です。

去年は出迎えてもらいましたが、今年は連絡バスでインチョン空港第2ターミナルに自力移動。チャンゴ教室の皆さん、水原(スウォン)のスタッフに合流しました。インチョン空港、広いので本当に第2ターミナルに着くんか、ちょっと不安でしたけどね、、。

 

       

           百中祭のパンフレット  左側にチャンゴ教室ビビムタの紹介が

主催の生活国楽連合会は伝統音楽を生活の中で生かし、楽しもうちゅう団体。午前中雨が降ったそうで、路面が濡れちょりました。会長さん、このまま降らねばいいがち 心配しておられました。会場に着くころには空も明るくなり、一安心。食事はどこで?ち尋ねると、チャが来るとのこと。初めて聞く言葉でしたが、밥차、つまり飯の車のことで、食材を満載してどこにでも出張するデリバリー車でした。

バイキング形式の食事、たらふくいただいて、エネルギー充満^^。やる気が湧いてきました。
世話をするNB大‘マダン‘の学生3人もやって来ました。夏休みで帰省中やったんよね。部長の子のご両親も見え、あいさつを交わしました。伝統文化に対する理解とともにわが子への期待をヒシヒシと感じました。こら 責任重みいで^^

 

                  

                    舞踊チームのリハーサルの様子
チャンゴ教室‘ビビタ‘のリハーサルの番になりました。事前に新しい曲の音源を送って貰うちょったのですが、合わせてみると終わる所で終わらず、長うなっちょります。エエーー!!話が違うガーン^^。慌てて公園の隅に行き、何とか埋め合わせる練習をしました。楽屋で出番を待っちょると別のサムノリチームから伴奏の依頼が、。曲の構成を聞き、何とか間に合わせました^^。

出番の前にテピョンソを吹いたので度胸がついたのか、本番ではまあ、そつなく伴奏することが出来ました。ヤレヤレウインク。ジャズとの共演などいろんな試みが出尽くした感のあるサムノリですが、福岡チャンゴ教室の特徴はアンソンバンにあります。普通座って演奏するアンジュンバン(앉은반)と立って演奏するソンバン(선반)に分かれるのですが、形式にこだわらずそれらを組み合わせて構成した曲ちゅうわけです。


          

                               本番
自由奔放な演奏の様に見えますが、一人一人の役割がキッチリ計算された演奏効果満点のパフォーマンスになっちょります。安易に他のジャンルと合せるのでない、サムノリ本来の道を外さん行き方に感銘を受けました。

福岡チームが最後のトリをつとめたため、そのままティップリ(カチャーシー)になだれ込みました。観客、演奏者が一体となったすばらしいクライマックスでした。日韓関係の「悪化」で多少はぎこちない雰囲気になるのでは ちゅう心配もありましたが、やってみると本当に心が一つになった満足感で満たされました。


               

         チャンゴ教室の公演。写真が撮れず、去年のをお借りしました。


遠路からの来演をねぎらうお土産もいただきました。海苔のフレーク、大好きなんよね^^。
夜はカラアゲの店で打ち上げ。鶏肉を食いきらん私はまたまた迷惑をかけてしまいました。福岡の方、別のメニューは出来んか?ち いろいろ交渉してくれ、パンやおにぎりも買うて来てくれました。暖かい恩義、身に染みました。

宿では現地のニュースを見たかったのですが、テレビが映らず、エアコンも調整不能。ま、いいかと 明日の市内観光を楽しみに早よ寝ました^^。
                                          続く

 

                                    

  海苔フレーク  これこれ、これが欲しかったちゃ。 じゃあけど、こげえ いっぱい どげえしち 食おか