「川越探検」8:蔵造りの町並みと川越商工会議所! | 今日は何をレポートしようかな?

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 さあ!大正浪漫夢通り蔵造りの町並み周辺

まで来ました。

蔵造りの町並み

川越には「蔵造りの町並み」が今も残っています。

蔵造りは類焼を防ぐための巧妙な耐火建築で、

江戸の町家形式として発達したものです。

今の東京では見ることのできない江戸の面影を

とどめています。

平成11年12月には国の「重要伝統的建造物群

保存地区」に選定され、平成19年1月には

「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されま

した。

〔参考:「川越市 HP」より〕

これが有名な町並みですねー!

 

 

 

 

 

 購買意欲をそそるような可愛い飲食店もあります。

カップルが多いですねぇ。

江戸だけでなく明治・大正も混在している感じがし

ます。

川越に蔵造りの町並みができるまで

現在でも川越に残る蔵造り商家。

最盛期には100軒以上の蔵造り建物が街中に

ひしめき、町並みを形成していました。

なぜ、川越に蔵造り建物が建てられたのでしょ

うか?

川越に蔵造りの町並みが形成される契機となっ

たのは、明治26年の大火です。

この未曾有の大火災は、川越商人たちの防火

対策への意識の変革をもたらしました。

川越商人は江戸時代以来、新河岸川の舟運など

による江戸との商いで富の蓄積があり、復興の

ための財力は十分にあったようですが、同じ惨事

を繰り返さないよう、建物そのものを防火建築に

することを考えました。

大火の際に焼け残った建物が伝統的な工法に

よる蔵造り建物であったことに着目し、商人たち

は競って蔵造り建築による店舗(店蔵)を建てま

した。

もっとも、東京日本橋には明治10年代に既に

蔵造り建物による町並みが形成されていたこと

もあり、江戸の商人に対する羨望や憧憬もあっ

たのかもしれません。

この頃、東京では既に耐火建築として、レンガ

造りや石積みの近代的な建物が造られていま

したが、川越商人たちは伝統的な蔵造り建物を

選択しました。しかし、伝統工法に固執するわ

けでなく、レンガや大谷石、御影石などの新し

い建築資材も柔軟に取り入れ、いわば「川越的

蔵造り建物」による町並みが形成されていきま

した。

当蔵造り資料館も1階の腰巻には人造石洗出

仕上げの漆喰塗りが使用されており、黒漆喰

をまとった建物のアクセントになっています。

このような土壁・漆喰塗りだけでない建物は

市街地にたくさんあります。

町並み散策の折には建物の各所に目を配られ

ることをお勧めします。

〔参考「川越蔵造り資料館 HP」より〕

 

 

 

 

 

 おお!神殿のような建物があります!

川越商工会議所

もともとは旧武州銀行川越支店

パルテノン神殿を思わせるこの建物は、国指定

有形文化財の川越商工会議所。

建てられたのは、昭和3年(1928年)。

武州銀行川越支店として前田健二郎という方が

設計しました。

その後昭和45年(1970年)に川越商工会議所が

譲り受け、現在も現役ばりばりで使われています。

建築に興味がなくても…圧巻!

建物は、鉄筋コンクリート造りで、2階建て・地下

1階のつくりになっています。

全体的なデザインは、ルネッサンス・リバイバル

様式というもので、当時の金融機関が好んで建て

た建築だそうです。

そこにギリシャ神殿風のドリス式柱、バロック風の

玄関上の飾りが施されています。

朝日新聞さいたま総局の「近代埼玉の建築探訪」

によると、この重厚感や堂々たるたたずまいが

”銀行の信用性の強調”を表しているのだとか。

「難しい建築様式はよくわからない!」という方でも、

思わず立ち止まってカメラを向けたくなる、そんな

存在感がある川越商工会議所です。

大正時代を代表するような商工会議所の目の前

には、小江戸川越を代表する蔵造りの街並みが

広がっています。

そんな時代のギャップを超えた街並みこそ川越の

魅力の1つです。

〔参考:サイト「カワゴエ―ル」より〕

楽しくなってきました!