桜田門から三宅坂を登る | 黒田 涼と江戸を歩く
2010-12-21 16:08:25

桜田門から三宅坂を登る

テーマ:江戸城ガイド
桜田門まで来てしまいましたので、桜田門に入ろうかとも思いましたが、ここはちょっと焦らして門には入らずに三宅坂を登っていきましょう。

その前に前回載せなかった上杉家跡の解説板の写真を載せます。
黒田 涼と「江戸城を歩く」-上杉家解説板
ツツジの季節ですね。
煉瓦の建物が美しいです。この右手が警視庁になります。

警視庁と桜田堀の間、桜田門の目前で大老、井伊直弼は暗殺されました。

いま、映画が公開中ですね。

桜田門外ノ変




暗殺実行犯たちが主役ですから、彼らを美化する映画だといやだなあ、と思っているのですが、先日ある新聞記事で、佐藤純弥監督が「しょせん暗殺犯はテロリストなので美化して描きたくはなかった」といったことを述べておられたので、俄然見てみたくなりました。

私もそう思います。
この事件以来、幕末は政治テロが当たり前になってしまいました。
新撰組、人斬り以蔵、天誅組など幕末ドラマのネタに事欠かなくなるのですが、所詮みなテロリストです。
そうした中で坂本龍馬をはじめとする有為な人材が数多く失われたのは大変残念なことです。
現代の我々は、そうしたテロを美化することなく、批判的に見ていくことが大事なのではないかと思います。

で、お堀端は今や皇居ランナーが昼夜を問わず駆け抜ける道になっていますので注意しましょう。

少し半蔵門方面へ登ったところで、国会議事堂方面への横断歩道を渡ります。
そこから首都高速沿いの歩道を歩くと、こんなものがあります。
黒田 涼と「江戸城を歩く」-桜の井戸
暗殺された井伊大老の井伊家屋敷門前にあった「桜の井戸」の遺構です。

本当はもっとお堀端にあったのですが、内堀通りの拡張工事のために移されました。
ですのでもう水は出ません。

驚くのはこの遺構の解説板を作ったのが井伊家の領地、彦根の学校の同窓会だということ。
こうした例は江戸の痕跡を巡っていると結構あるのですが、やはり郷土愛というのはしっかりした根があるものですね。

江戸時代にはこんな感じでした。
黒田 涼と「江戸城を歩く」-桜の井戸図
三連のつるべがあり、町の人たちが水をくんでいます。
これは広重の絵です。

この絵の右手に井伊家の屋敷があったわけです。
今の国会前庭公園ですね。

当時の様子を「桜田門外ノ変」のオープンセットで再現していましたが、その件はこちら で。


黒田 涼さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントする]

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。