おはようございます 江戸散歩です

 

 

東ゾーンは仕立屋さんの紹介です

 

仕立屋は、文京区に建てられた出桁造りの町家です

正面の格子や上げ下ろし式の「摺上げ戸」などは江戸から続く伝統の造りです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この和服の仕立屋はたてもの園のオリジナルの設定です

大正期の仕立屋の仕事場を再現したもので、実際には昭和初期はテーラー、戦後は八百屋だったそうです

 

 

 

 

 

 

 

竹の物差しや仕立台などの演出も忠実ですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

庶民が着る着物の反物です

柄が大人しいものが並んでいます

 

 

 

 

 

 

 

 

この華やかな着物は七五三参りの着物でしょうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

火鉢が仕事場に置いてありますね

この火鉢は、布地の地直しをするためです

これは仕立た時に生地の狂いが生じないようにするためで、予め熨斗をかける工程です

温めたコテを使い生地を伸ばしていたのですね

 

 

 

 

台の上には、裁ちと呼ばれる裁断の工程です

先程、竹の物差しといいましたが、これは鯨尺と呼ばれるものです

クジラのひげで作られたものですが、長さが狂わない材料なのでしょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕立屋の隣は子宝湯です

入母屋造りの大屋根と

そのしたに張り出した玄関の唐破風が東京型銭湯の代表的な造りです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

懸魚の装飾が素晴らしいですね

 

 

 

 

 

 

鬼瓦と懸魚の2ショット

迫力満点です

 

寺建築に見られる技法をふんだんに取り入れいる東京型銭湯は関西にはないのでしょうね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブロック塀の上には漆喰仕上げの中に欄間が素晴らしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鍵屋さんは居酒屋です

台東区下谷で安政3年の建築です

江戸時代は酒問屋として営んでいて上野寛永寺も得意先だったそうです

 

 

昭和の初期から店の片隅で夕方だけ一杯飲み屋として始めました

 

 

 

 

江戸東京たてもの園は、ジブリ作品に出てくるシーンのモデルとされています

 

この鍵屋は、千と千尋の神隠しで両親が居酒屋で豚に変わるシーンがここ鍵屋らしいのですか

本当でしょうかね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今ではあまり見かけない居酒屋の徳利

 

現代では、酒燗器マシーンで簡単に出来てしまいます

 

徳利の燗でさえ、レンチンです

 

この徳利でつけるおかんは

石油ストーブでやかんに水を沸かして、そこに徳利酒を入れて

つけるおかんが一番味がまろやかに酒がつきます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鍵自在は、ここで料理を作る時に使う鍋に火をかけるのでしょう

 

 

でも、この鍵自在は店の由来になっていると思いませんか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カブトビール

 

カブトビールは、かつて丸三麦酒によって、愛知県半田市に半田赤レンガ建物として整備されている工場で、1898年(明治31年)から1943年(昭和18年)まで製造されたビール

 

 

 

 

 

うなぎのくりからやき 

 

くりから焼き?

 

どんな料理なんでしょうね?

 

 

 

 

 

 

奥の小上がりには、座卓にはビールとコップと箸が二人分

 

女将さんと差しつ差されつ常連さんがグラスを傾けるのでしょう

 

 

 

ここ、江戸東京たてもの園は様々な設定で部屋作りを行っています

 

 

こうして、勝手に想像するのは楽しいです