タピオカ。
まっ、ドンキつってもマイク・タイソンのタイトルマッチのプロモーターのドン・キングの方じゃなくて…。
安さで殿堂入りしちゃってる方のドン・キホーテね！
シャンプー・コンディショナー・ボディソープの詰め替えパックと爪楊枝とリップとフリスク買って、1500円って安くなぁ～い？
ＧＷなのに一人でドンキ行って日用品買うとか淋しくなぁ～い？
淋しくないっ！
なぜ淋しくないかというと、帰り際にＧＷっぽく、軽く浮かれた感じのタピオカ入りミルクティー飲んじゃったもんね～！
普段タピオカなんて、ほっとんど食わない、タピ岡浩二。
普段ミルクティーなんて、ほっとんど飲まない、ミル村浩ティー。
ＧＷじゃない普通の日だったら、絶対、アイス浩ティーだもんね！
若者が飲むテンション高めのタピオカ入りミルクティーを飲む事で、ＧＷを実感してるよね！
注文して待つこと、１分…。
店‘タピオカ入りミルクティーでお待ちのお客様～！'
野‘ハ～イ！'
ルンルン気分で受け取ったタピオカ入りミルクティーの蓋には…
‘鼠'の文字…。
謎だぜ…。
そして、頭の中で連想ゲームが始まる。
鼠→鼠のフン→黒くて丸っこい→コップの下に沈んでる黒くて丸っこいモノ→タピオカ
飲む気失せるぜ…。
店員さんの嫌がらせ……なのかな？
店‘なんでＧＷでみんな浮かれフェイスなのに、俺は冴えないタピオカ屋で働かなきゃなんねーんだよ！マザファッキ～ン！うわっ！日用品買い込んだ男が一人で来やがった！しかもかるくニヤついてやんの！こいつキモ次郎だなぁ～！キルキルキルキルキルキルッ！よ～しっ！鼠のフンを連想させるように鼠プリントの蓋にしてやれぇ～！ブ～シット！………タピオカ入りミルクティーでお待ちのお客様～！'
つって。
考えすぎかっ！
タピオカ屋の店員、ヘビメタ好きじゃねーかっ！
タピオカ入りミルクティーを右手、買い物袋を左手に持ち、フードコートみたいな所の一角に陣取る。
周りを見渡すと、幸せそうな家族連れ、ラブラブなカップル、仲の良さそうな友達同士がニコニコフェイスで談笑している。
な～んか、素敵な光景だわなぁ～！
どこ行っても混んでるし、みんな浮かれてっからＧＷ好きじゃなかったけど、こうやって見てると必要なのかもね、ＧＷって…。
そんな優しい気持ちになりながら、俺も少しながらＧＷを味わうと、ソッとストローに口をつけ、タピオカを吸い込む…。
ゴクゴクゴク…。
プハァ～！
ハァ～ァ…。
このタピオカ、普通に不味いわ…。