3兆円の中国風力発電市場 | エド金融道 (息子が「めしが食える大人になる」編)

3兆円の中国風力発電市場

ルーサン クィンドレン, Ruthann Quindlen, 松本 美香, 小池 聡
リアル・ストーリー・オブ・ベンチャー・キャピタリスト

確かこの本だったと思うが・・・違ったかな?

事業で成功する秘訣は、大きなパイにかぶりつくことだっ!

って書いてありました。つまり、市場が大きくないといけないと言うことです。

1兆円の市場の1%のシェアは100億円。

100億円の市場の1%のシェアは1億円。

多分、シェアを1%拡大する労力は、対して変わりないです。


今、仕事で(一応仕事してます)病院情報システム市場規模を調べていました。

http://www.stratus.co.jp/products/nt/case/agfapresen.pdf


2006年(見込み?) 病院情報システム市場規模 2500億円


こんなもんです。その内、医療界で騒がれている電子カルテですらみずほ証券の調べで2006年で1660億円程度です。この2000億にも満たない市場を、富士通、NECなど名だたるシステム屋さんが争奪している訳です。


この中国での風力発電市場3兆円という試算が正しいかどうか分かりませんが、少なくとも数千億円はある市場です。しかも、そこに参加(入札資格)するには、中国での合弁会社設立が必要という、障壁があります。


原弘産は、もう、この大きなパイがのった食卓の席に着いたのです。

例え、分け前が少なくても、パイが大きいのでおなかいっぱい食べられる可能性があります。


3兆円と言う市場。改めてすごいです。

仕事がらいろいろな事業を考えながらマーケット規模を調べたり推測したりしますが、100億円を超える市場を見つけるのも大変です。100億の売上げを上げるのも大変です。


100億⇒1000億円の事業計画を掲げること自体、とてつもないことです。嘘の事業計画ですら作るの大変です。でも、この3兆円と言う数字から、かなり実現性を帯びて来ましたね。


やっぱり、原社長はすごいな・・・