メガネのメンテナンス | 江戸鼈甲屋のブログ

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東京の下町亀戸の江戸鼈甲屋です。
ブログ始めました。
頑張って更新していけたらと思いますので、よろしくお願いします。

今日はメガネの虫食い修理と、クリアーコーティングのご依頼です。

 

べっ甲のメガネは常に肌に触れるものですし、かけたり外したりする際に力がかかる物なので、長く使っていくにはメンテナンスが大事です。

 

今回は比較的ツヤはあるのですが、虫食いがちょっと酷いです。

この2枚の写真だと比較的キレイな感じはするのですが、

虫食いが何箇所もあるのと、鼻当て部分の貼り合わせてる材料が浮いてきて指で触るとひっかかります。

 

虫食いは穴が浅い部分は磨いてならして、穴が深い部分は樹脂で埋めて目立たなくします。

 

メガネに限らず虫食いの穴はそのままにしておくと、人間の虫歯のように穴が広がる可能性があるので、修理はしたほうがいいと思います。

 

それでは虫食い修理とコーティングをした後の画像です。

最後2枚の画像の白くなってる部分は、貼り合わせているべっ甲の中の方で模様が出てしまってるんです。

 

これも磨けば取れなくもないのですが、結構磨かないといけないのと、結構磨くということはべっ甲が薄くなります。

 

薄くなるのは耐久性も落ちるので非常にもったいないのと、表側からはわかりませんので、取りきらずにツヤが出て表面がツルツルになる位まで磨きます。

 

どうしても白い部分もキレイにしたいとご依頼があれば取ることはできます。

 

コーティングについて少しお話をさせていただきます。

 

メガネの磨き作業でご依頼をいただいた際、毎回クリアーコーティングをお勧めしているのですが、コーティング代に¥16,500かかりますが非常にオススメでございます。

 

特に今後長く使っていこうとお考えでしたら、長い目で見ると結果的にコーティングをしている方が安く済むのと、コーティングをしていないメガネは2~3年に1度メンテナンスとして磨いてツヤを出した方が良いと思うのですが、磨く際にべっ甲部分を磨くので、若干ではございますがべっ甲が薄くなってしまいます。

 

これを何度も何度も繰り返していくと、べっ甲が痩せていってしまいます。

 

対してコーティングをしてあるメガネは、大体7~8年に1回磨くのですが、その際に磨くのはコーティング部分なのでべっ甲は薄くならないんです。

 

磨いたらまたコーティングをするので、それを繰り返しても、この先何年、何十年と使ってもべっ甲部分は薄くならず末永くお使いいただけると思います。

 

ただコーティングをしてあっても、してなくても普段の乾拭きは大事です。

 

クリアーコーティングは新品か、磨くタイミングでないとできませんので、ちょっとツヤが無くなってきたかなぁと思いましたら、まずはご相談ください。

 

見させていただいて磨く必要が無ければちゃんとお伝えしますし、磨いた方がいい場合ももちろんコーティングをしないで磨くだけでも大丈夫でございます。

 

 

べっ甲に関することでお困りなことがございましたら、まずはお気軽にメールかお電話をください。

 

最後に一つだけ非常に多いお問い合わせなのですが、当店では買取はやっていないのと、剥製から何かべっ甲細工を作ることはできませんのでご了承くださいませ。