昨日の記事の冒頭で、会議のために日曜に東京入りしたと書きましたが、
ただ前泊するだけでは面白くもなんともない休日になってしまいます。
ホテル代は当然のことながら会社経費、となればせっかくの機会です。
日光街道の続きを歩こう!ということに。
先月歩いた後は、年内にもう1回行ければいいかなと思ってたのですが、予定外のイベントとなりました。
朝7:00発の新幹線で新大阪を出発、そして10:27に東武伊勢崎線の谷塚駅からよ~いドン。
県道を北へ歩きます。
県道と分かれて草加宿へ入っていきます。
草加市役所の脇に地蔵堂、銀行の脇には道標。
宿場だった面影はまったくありません。
旧家が何軒かあるのみです。
おせん茶屋公園です。
草加せんべいの元祖と言われる「おせんさん」にちなんで作られた公園のようです。
実話ではないようなのが残念。
草加宿を出たところの札場河岸公園には松尾芭蕉の像。
奥の細道はこのルートを通って行くだけに、芭蕉は北千住に続いて登場です。
ここから約1kmは松並木が続きます。
日本の道百選の一つに指定されてるようです。
なかなか美しい松並木ですよね。
綾瀬川の橋の欄干にしがみついてるのはカブトムシ?
下の橋を渡って左折していくのですが、右側に蒲生一里塚があったようです。
昔の橋は一里塚よりにあったということでしょうねぇ。
一里塚跡碑ではなく、ほんまもんの一里塚が残ってたようなので見逃したことが悔やまれます。
そして橋を渡ったところで越谷市に入ります。
こういう地蔵堂が街道沿いではよく見かけます。
残念ながらこの先、昔の名残を示すものはほとんどありませんでした。
しかも暑いし。
でも旅人になりきってがんばって歩いていきましょう。
はい、越谷宿のあった旧道へそれて行きますが、草加宿と同じような風景です。
こういう旅館って、昔の旅籠時代から営まれてるんでしょうか。
そしてお客さんっていてるんでしょうかねぇ~。
そして草加宿同様、古い家が数軒残ってるのみでした。
越谷宿からは旧道が続くのですが、両側1車線の立派な旧道です。
気温35℃の夏の空です。
この少し先から春日部市です。
えらい渋滞です。
どうやらこの先で夏祭りのため、交通規制中のようです。
粕壁宿の中心部へ入ったところで、今度は人がうじゃうじゃしてます。
ちょうど神輿のパレードが始まったところでした。
こんなに人がいてると、古いモノがあっても見つけられそうにないかもしれません。
神輿をナマで見るのは、実を言うとこの日が生まれて初めてでした。
テレビや本などで見てるのでどういうものかは当然のことながら知ってるのですが、
我が泉州エリアはだんじりかふとん太鼓ばかりで、神輿はまず見かけません。
神輿って思ってたよりは小さいモノ、というのが正直な感想。
それでもこれだけの人で担ぐということは、そこそこ重たいということなんですよね。
祭りの人ごみの中に道標を発見。
「西南 いハつき」、いハつき=いわつき=岩槻市です。
山車も2台出ていました。
粕壁宿の祭りを抜けてしばらく行くと、一里塚跡と道標。
国道4号線には立派な歩道が両側にあるのですが、当方以外は誰も歩いてません。
杉戸宿に入っていきます。
あるのは「杉戸宿」という名の酒を作っている酒造会社と「本陣跡地前」という交差点だけ。
日が傾いてくるとともに、田園風景が見られるようになりました。
一里塚跡だけは残ってるようです。
が、看板だけ、しかも半分文字が暑さで(?)溶けかけてます。
ここはうどん屋の駐車場です。
暑い中、お疲れさんでした。
ここで日光街道Walkは小休止です。
東武日光線の杉戸高野台駅から都内のホテルへ向かいました。
今回はほとんどが史跡のない県道&国道Walkになってしまいました。
いつもならこれだけの距離(25~6km?)なら2回に分けてUpするのですが、
トピックスが少なくて1回でまとめきってしまいました。
まぁ残念なんですけどやっぱり楽しかったし、それよりも何より暑さがスゴかったです。
ずっと後方から真夏の太陽に照らされ、首筋とふくらはぎをジリジリ焼かれました!
この日の埼玉県は35℃、その中を休憩を含めて歩行時間は約7時間。
ポカリとかをひんぱんに飲んだので熱中症の気配はなかったですが、
いくらか物を見る集中力は欠いたかもしれません。
それでも寒さに弱い当方にとっては、最高気温7℃という真冬に歩くよりはいくらか快適やったかも。
今回は予定外の日光街道Walkでしたが、年内にさらにもう1回行ければと思ってます。
金曜に東京出張があれば自腹で安いホテルに泊まって・・・・と思うのですがチャンスはあるだろうか。
ということで、埼玉での暑くそして楽しい1日でした。