『長寿医療』か『姥捨て山』か? | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

『長寿医療』か『姥捨て山』か?

今週の直言
「『後期高齢者医療制度』・・・『長寿医療』か『姥捨て山』か?」

 政治は「情と理」である、と言った政治家が昔いたそうだ。官僚は、頭だけで理屈をこねていればそれで良いかも知れないが、政治家は民意をくみ上げるのが仕事である以上、国民の情、喜怒哀楽も十分斟酌して政治を行うべきだ。

 ある意味、それはその通りであろう。まさに「後期高齢者医療制度」は、この「情と理」に複雑にからまる問題となった。

 まず、「年金から天引き」がお年寄りの琴線にふれた。「消えた年金」問題が収束しないのに、保険料だけは有無を言わさず徴収される。雀の涙のようなお金でかつかつの生活をしているお年寄りにとって、年金は請求しないとくれないのに、半年前から社会保険事務所に「消えた年金」を何とかしろと言ってもウンともスンとも言ってこないのに、医療保険料だけは自動的に「天引き」だ。しかもそれを「厚生労働省」という同じ役所がやっている!

 「家族の絆」を切り裂くという批判にも根強いものがある。これまで一生懸命働いてきて、やっと息子夫婦、娘夫婦の下で楽に暮らせると思ったら、途端にこの4月から、これまでタダだった保険料をいきなり払えと言われる。資力がないから子供の世話になっているのに一体どういうつもりか!

 子供だって親孝行のつもりで親の面倒ぐらいは見ようと思ったのに、その気持ちも半分水を差される。まだ働いている夫(後期高齢者)の妻(扶養者)の保険料も新たに徴収されることになり、「親子の絆」「夫婦の絆」がこれで裂かれてしまう。

 それぞれもっともな批判だが、肝心の旧「老人保健制度」と今回の新制度で負担の増減はどうなっているか・・・

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