げに恐ろしきや!道路官僚・道路族・・・ | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

げに恐ろしきや!道路官僚・道路族・・・

今週の直言
『げに恐ろしきや!道路官僚・道路族・・・猪瀬氏はどう答えるか』

 私と猪瀬直樹氏は、06年2月のことだから、今からちょうど二年前の毎日新聞紙上で「闘論:道路公団改革の成果」と題して、小泉首相(当時)の「無駄な道路は造らない」との方針で進められた道路改革の今後の行く末について議論した。(記事はhttp://www.eda-k.net/pop_win/mainichi_touron.html参照)

 残念ながらその時、私が予想したことがことごとく当たってしまった。国土交通省と道路族「げに恐ろしきや」、福田政権は、10年間、暫定税率を維持したまま、59兆円かけて、9342キロはおろか14000キロの道路を整備する法案、政策を打ち出したからである。

 その「闘論」では、まず、その年の2月7日に出された国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)の答申が、それまでの理解と異なり、9342キロの全線建設を認めたのではないか、をめぐって議論となった。

 猪瀬氏は紙上で「国幹会議では、『抜本的見直し区間』に指定されていた第2名神高速道路の2区間について、いろいろ条件を付けてはいるが、少子高齢化で今後の交通量は増えないから、単純に言うと、永久に着工しないだろう。だから、整備計画9342キロを全部建設するかのような批判は、客観的事実として違う」と主張した。

 これに対して私は「悪い予想が当たった。道路公団の民営化法案が決まった時から分かっていたが、国幹会議の結論は9342キロの高速道路を計画通り全部造るということだ。道路族議員は公団の経営形態という「名」を捨て、利権である道路整備の確保という「実」を取った」と反論した。猪瀬氏は「着工しないという国幹会議の文言は小泉政権後も拘束力を持つ」と抗弁したが、官僚の世界に長くいた私からすると、この文言は「いずれ着工する」という宣言にしか読めなかった。

 なぜなら「道路族は、道路整備を進める二つの『打ち出の小づち』を手にした。一つは採算が合わなくても『必要な道路』として国が税金を直接投入する「新直轄方式」。もう一つは民営化した会社に「採算性があるよ」と言いながら、実際は採算の合わない道路を造らせる」(紙上)からだ。

 かくして猪瀬氏に限らず、当時の石原伸晃国土交通大臣も記者会見で「9342キロ全部造るわけがありません。私が、大臣が言ってるんだから正しいんです」と力んでみせたのも、むなしい結末になった。

 さらに猪瀬氏は・・・

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