20220528NPO倉敷町家トラスト総会に出席しました | エコノミライ研究所のブログ

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2015年2月16日に設立した任意団体です。
ありとあらゆる「ミライ」について考える団体ですが、主に
「E」lectric「V」iecle(電気自動車)を通じて
1、生活の未来
2、文化の未来
3、社会の未来
を探求して行きます。

 

 

 

特定非営利活動法人倉敷町家トラストの

 

2022(令和4)年度通常総会に出席致しました。

 

 

令和4年3月末現在、168人、30社(内訳:正会員37人、法人賛助会員30社、賛助会員56人、準会員75人)

 

が参加しているNPO法人で

 

「町家の再生・利活用を通じて、地域の生活文化の継承、育成と創造、 及び景観の保全を図り、多様なまちづくり事業活動を展開し、 地域社会の公益増進に寄与することを目的とする」

(公式HP概要よりhttp://kurashiki-machiya-trust.jp/trust/npo.htmlから引用)

 

法人組織です。

 

 

数年前より地域おこし協力隊から派遣された方のお力も加わり、活動の質・量ともにレベルアップしたNPOとなっています。

 

・備中(びっちゅう)町並(まちな)みネットワーク

・中心市街地活性化協議会

・岡山NPOセンター

・倉敷東学区社会福祉協議会

・全国まち並み保存連盟

・高梁川流域学校

・その他

 

の活動に参加しており、

 

昨年度の高梁市町家調査に続く

井原市井原町商店街地区歴史的建築物残存調査実施に中心的役割を担い、

倉敷商業高校、倉敷南高校、岡山学芸館高校、井原高校、ノートルダム清心女子大学、山陽学園大学、岡山県立大学、倉敷芸術科学大学、岡山大学などと、まちづくり活動に関係する人材交流、企画、強力、連携、講演会などを実施されたとのことです。

 

 

通常総会では

 

発起人であり代表理事でもある中村泰典様による議事進行のもと

 

第1号議案 2021(令和3)年度事業報告

第2号議案 2021(令和3)年度決算報告

第3号議案 2022(令和4)年度事業計画案

第4号議案 2022(令和4)年度活動予算案

第5号議案 2022(令和4)年度役員改正案

 

全ての議案が審議され可決・成立致しました。

 

 

また、倉敷伝建地区の現状を、建築家でもある副代表理事N先生から、概況のご説明を頂きました。

 

 

誠に残念な現状があることを、知りました。

 

昨年夏、倉敷市阿知3丁目東地区の再開発が完了し、「あちてらす倉敷」として、デビューした影には、

 

数十軒もの伝建地区周辺区域の「町家」並に貴重な建物が解体されたことは、地元では有名なハナシですが、

 

2018年から2022年に掛けまして、

 

重要伝統的建造物群保存地区を除く調査対象地区では

 

残存町家の10%を超える町家が解体された、とのことです。

 

伝統的建造物に指定された建物は、修復するにも、倉敷市文化財保護課の許可が必要となります。

 

その代わり、固定資産税が相当額減免され、修築に掛かる費用への補助を受けられる物件でもあります。

 

ただ、予算には限りがありますので、タイミングが合わず、補助金に頼らず独自に維持・保全をする家主さんも、少なくありません。

 

驚きましたのは、伝建地区内の建物については、建築基準法第85条の3に基づき、伝統的建造群保存地区内の制限の緩和が可能な場合もあるとのことで、

 

とかく、自然災害に備えた耐震・耐水害・防火措置が求められる昨今、「文化の承継」を物事の中心に挿げ置けば、柔軟に対応可能である世界も存在するのだ、ということを知りました。

 

 

大切なのは、現場に居ることに変わりはないこと。

 

理想的なのは、伝建地区内に、一人でも多くの<ひと>が生活を営み、地域独自の価値観を共有され、次世代に受け継ぐことができるコミュニティが保全されることですが、

 

現実は、倉敷伝建地区でも、実際に住居として使われている物件は、少ない、と聞きます。

 

 

2007年に初めて、町家トラストさんの活動に参加したとき、

 

代表理事の中村様が、戦前のアイビースクエア(旧倉敷紡績工場)周辺の写真をプロジェクターに投影され

 

「このような町並みを再現するのが、私たちの夢です」

 

と謂われたことが、つい、昨日のことのような気がします。

 

 

それから、10年程度の月日が経過しましたけれども、

 

この間だけでも

 

アーケードが撤去されたり

 

多くの町家が再生され、現在もどこかの町家で修築・再生工事が実施され

 

全国有数の観光地の名に恥じない佇まいになったものだ、と感心する次第です。

 

 

午前11時半過ぎ

 

NPO法人倉敷町家トラスト通常総会は無事に終了しましたので、

 

帰宅する序に

 

美観地区の倉敷川沿いをザザッと一回り

 

小学生のとき

 

所属していた団体で訪問した

 

大原美術館

 

倉敷蜷川(にながわ)美術館(→現加計美術館)

 

倉敷考古館

 

倉敷民藝館

 

倉敷玩具館

(撮影し忘れた!!)

 

の外観を撮影したかったので、実施することもできました。

 

ただ、ペンタックスKPでの撮影でしたので

 

 

ペンタックスとして設定するAUTOでは何となくしっくりこなかったので、

 

マニュアル撮影しましたら、

 

設定変更し忘れて、曇り空でも青っぽい空を映し出せたが、結局暗いのでボツな写真

 

などが続出しましたけれども

 

 

ええカメラで撮影することで、スマホ撮影の場合を上回る楽しさを味わえる幸せな一時(ひととき)を過ごすこともできました。

 

この5館については、楊田が所属する団体で発行する機関誌のうち

 

地元紹介

 

記事を担当する可能性が高いことに備えての取材でありました。

 

 

当該記事が日の目を見ることがあれば、

 

改めて、これら5館を訪問し、写真公開、掲載予定文書のご許可を頂きに、有料入館する予定です。

 

 

というわけで(何が)

 

充実した土曜日を過ごすことができた旨のレポートをすることができ、今週も気分が良いです。

 

本日も、素敵な日曜日でありますことを。