ArcaOS 5.0 の価格は Personal 129 USD より【更新】 | ArcaOS 5.0 と Silverware のお部屋

ArcaOS 5.0 と Silverware のお部屋

eComStation 2 日本語版や ArcaOS 5.0 英語版など IBM OS/2 界隈の今、シルバーのアンティーク、箱根火山の動向。興味があることを気ままに更新。
なお AdBlock を有効にしていると、ブログが表示されなくなりました。もうやだこのブログ

 

新たなリリース予定日と注目された日が過ぎた、日本時間の4月16日午後に新たなアナウンスが発表され、今週中の ArcaOS 5.0 の登場が示唆されました。

ArcaOS 5.0 is slated for release this week. Please bear with us as we ensure that the ordering and delivery infrastructure is in place for this milestone release. Watch the blog each day, as we count down the final hours to release with bits of useful information. 

ArcaOS 5.0 は今週リリースされる予定だ。マイルストーンのリリースにあたり、注文や出荷インフラを確保するので、もうしばらくのご辛抱を。有用な情報とともにリリースまでの最終時間をカウントダウンするので、毎日このブログをみてほしい。

Arca Noae のサーバーは OS/2 で構築されており、これまでもスラッシュドット効果で何度もアクセス不可になるなど世間の注目度にはあんまり耐えられないとお見受けするのですが、こんなじらすような発表をして大丈夫なのでしょうか爆  笑

 

なお Blue Lion by Arca Noae によりますと、ArcaOS 5.0 で計画された機能には、

* installation from a variety of media and sources, both local and across the network
* delivery of ready-to-boot virtual appliances for select hypervisors
* current Firefox web browser and Thunderbird email client
* current Apache OpenOffice suite
* several productivity applications
* updated hardware drivers to support more modern systems and devices
* updated Arca Noae SNAP accelerated video driver to support more modern graphics chips
* updated networking to connect to today’s heterogeneous environments
* a new package manager to help keep systems up-to-date
* software update and support subscription to ensure system stability

が挙げられていますが、大雑把に分けて「どのレベルの最新ハードウェアまでサポートできるか」「Apache OpenOffice.org やブラウザ、メールクライアントはどのバージョンが提供されるか(たとえば昨年秋の時点で Firefox ESR 45.5 for OS/2 の開発が伝えられていた)」
「アップデートされるドライバの完成度はどうか」「新しいシステム更新の仕組みはどうなるか」ということです。価格情報もさることながら、この辺の情報がこれから出てくるものと思われます。

僕の勝手なリリース日の予想は締め切りぎりぎりの4月22日土曜日(現地時間)かな。その日は「素晴らしきかなOS/2」の17周年ですから、ちょうどいいてへぺろ

なお今後に出される情報はこちらの記事でまとめていきたいと思います。

 

【4/22 12:20追記】いやー何も情報は小出しされませんでしたねガーン

つい先日 OS/2 & eCS Drivers & Software Subscription – personal edition  が有効期限から1か月を経るとアクセスできなくなったため、49USD 支払って更新しましたが、ArcaOS に関連する通知はありませんでした。

 

ちなみに現役 OS/2 個人ユーザーである方が買っているであろう personal edition ですが、昨年3月に購入したのが #3687 でしたから、13 ヶ月で約 1200 弱のライセンスが売れていることに。この数字に commercial edition の数は含まれていないとすれば、いかに全世界の個人ユーザーが絶滅危惧種なのかお分かりいただけると思います(もちろんお金を払わずに 16 年前の無償パッチを使い仮想環境に仕込んでいる方も若干数いると思います)。

 

【4/24 8:22追記】「ArcaOS を今週出す」と言っておきながら、1週間後の今日また最終βテストをやり直すことになってしまったようです。

ArcaOS 5.0: Blue Lion is coming

The final beta for ArcaOS 5.0 is due for release to beta testers within hours.

We’ve spent considerable time nailing down the last of what we consider to have been critical issues (likely installation pitfalls) to ensure that our users are able to get the operating system installed and get on with using and enjoying the new version as soon as possible. (略)

 

ArcaOS 5.0 の最終βが数時間以内にβテスター向けにリリースされる予定だ。ユーザーができるだけ早く ArcaOS をインストールして楽しめるように、(インストールの落とし穴のような)重大な問題と考えられるものに、かなりの時間を費やしてきた。(略)

 

Meanwhile, some announcements:

 

それまでの間、いくつかの発表:

 

Pricing for ArcaOS 5.0 will be in two tiers, set apart by the level and length of support and maintenance bundled with each. The personal license will retail for $129, with an introductory price of $99 for the first 90 days following release. This includes six months of support and maintenance updates and fixes. The commercial license is priced at $229, and includes one year of support and maintenance. Subscription services will be available for each version and it will be possible to bundle extended support and maintenance subscriptions at the time of ArcaOS license purchase.

 

ArcaOS 5.0 の価格は2段に分かれており、それぞれにバンドルされているサポートとメンテナンスのレベルと長さに応じている。Personal ライセンスの価格は 129USD だが、リリース後 90 日間は 99USD で提供される。これにはアップデートと修正のためのサポート&メンテナンスが6ヶ月含まれる。Commercial ライセンスの価格は 229USD で、1年間のサポート&メンテナンスが含まれる。 Subscription services はそれぞれのバージョンで利用でき、ArcaOS ライセンス購入時に延長されたサポート&メンテナンスとしてバンドルすることが可能になる。

 

Volume discounts will be available, as well, with different discount levels for personal and commercial licenses.

 

Personal と Commercial ライセンスそれぞれにボリュームライセンスが利用できる。

なお最終βの期間については触れられていませんが、この分だとやっぱり5月リリースなのかな。

 

【4/26 23:00追記】OS/2World.com Forum に初スクリーンショットが掲載されました。

XWorkplace ベースなので、ぱっと見 eComStation 2.0 と変わりませんなえー

ただし OS/2Kernel は  modern hardware へのインストールを可能にするために、メモリ内でパッチを当てられた 14.200_SMP (新バージョン)で、OS2LDR ファイルも書き換えられているとのこと(事前のアナウンス通り)。だとすると、DBCS OS/2 版をベースにビルドする際、英語版に含まれない OS/2 32bit Input Method がうまく動作しない可能性が出てきますね。

もちろん既存の OS/2 アプリケーションは動くとアナウンスはされているわけですが、Writing Heads/IM32 や ATOK for OS/2 は英語圏の開発者にとっては未知のアプリケーションですから。 ガーン

【2017/5/12追記】ArcaOS 5.0 のサポートと既存の Software subscription の違いを説明した4月30日の更新以来、Arca Noae のアナウンスが止まっていますね。

これの全文翻訳をやりたいと思いつつ、そんな気分になれない自分。

現在の状況を一言で説明すると、「2月にβテストを始めた、3月末にリリースする」「いや4月15日に延期」「うーんまだ手直ししたいから最終βテストを始めたい、納期は未定」←今ココみたいな感じになっています。

なお Blue Lion, by Arca Noae によると、いつの間にか

planned to be released in the first quarter of 2017

「2017年の第一四半期にリリースする計画だ」って書いてあるので、ふつうに考えれば2017年6月30日までには出すつもりなんじゃないでしょうか。まあ気長に待っててください(笑)