うちでメインPCである ThinkCentre S50 + ThinkVision L20p は eComStation 2.1 日本語プレビュー版と eComStation 2.1 英語版という構成の OS/2 のデュアルブート環境ですが、モバイルで使っているサブ機 ThinkPad X40 は Windows XP Service Pack 3 をいまだに使っています。
もはや骨董品の境地に達している OS/2 マシンのほうはマルウェアに感染する心配がほぼ皆無なのですが、Windows PC は心配。とはいえマシンパワーもないので、気休めに Microsoft Security Essentials を選択しています。
Microsoft Security Essentials
とはいえ最近ちょっと気になることがあったので、昨日 Kaspersky Lab から Kaspersky Rescue Disk 10 (ISO 版)をダウンロードして、これを使ってチェックしてみました。
ま、このツールの本来は「起動できなくなったオペレーティングシステムに対して」使うものですが、LiveCD もしくは USB から専用システムを起動してハードディスク上をスキャンするため、既存のシステムにインストールする必要がないのがいいところ。
で、LiveCD を使ってデスクトップを起動させるまでの流れは福井県産業情報センター 嶺南支所日記を参照してください。残念ながら言語メニューに Japanese がありませんが、英語でもなんとかなっちゃうものです。A(^_^;
デスクトップはKDEベース
さてデスクトップ中央に Kaspersky Rescue Disk プログラムが表示されたら、スキャンしたいものにチェックをいれて Scan your computer を押して開始します。
Kaspersky Rescue Disk プログラム
なお ThinkPad X40 の SD カードスロットは KDE デスクトップ上で disk フォルダとして表示・操作できるにもかかわらず、Kaspersky Rescue Disk プログラムではハードディスクの C ドライブしかリスト・選択できず(上記の画像)。環境によってはスキャンできるものがないということも・・・。その場合Kaspersky のサポートページ(When a computer is booted from Kaspersky Rescue Disk 10, graphic and text mode do not work. What should I do?)によりますと、Hardware Info を選択して save することで対処できるそうで。
Operating System の選択画面
USB 経由のハードディスク(sdb5/sdb6)
そこで Hardware Info を選択して save 後 reboot してみたところ、相変わらず SD カードスロット接続のものは選択不可でしたが、USB 接続のハードディスク(sdb5:NTFS/sdb6:FAT32)が選択可能になりました。なお余談ですが、sdb6 フォルダ内にある *.jpg.EA.SF というファイルはみな eComStation 2.0 でサポートされた FAT32 ボリューム用の拡張属性。FAT 区画を扱う OS/2 ユーザーにとってはお馴染みですが、けっして怪しいファイルではありません( ´艸`)
それはさておき ThinkPad X40 の遅いハードディスク(40GB)の全ファイル、そしてブートセクタ、Hidden Startup Objects をスキャンするのに約2時間かかりましたが、
Kaspersky Rescue Disk のレポート
結果は 0 に。
パスワードプロテクトされたファイル
ただし Kaspersky Rescue Disk がスキャン中にいくつか報告してきた、パスワードプロテクトされた怪しげなファイルがどうなったのかは知りません。これは製品版を使ってくれということかもしれませんが・・・。