1円~送無純金貨24K鍍金アメリカ1ozプルーフコインバッファロー - Yahoo!オークション
表面
裏面
2012 $50 アメリカ プルーフ バッファロー 1oz 純金貨24K鍍金。写真は実物(全て)です。
24K純金貨なのに「鍍金(メッキ)」。しかも「2012 $50 アメリカ」とあるにもかかわらず、裏側に刻まれているバッファローの足元には 2012 という刻印のみで、どこにも額面の数字がない不思議な代物。しかもよくみると表面のインディアンの編んだ髪に COPY の文字。
2012 Buffalo Tribute Proof上記のオークションでは 40 入札により終了価格 10,500 円になっていましたが、実はこれ、
アメリカ国内で19.95ドルで市販されている、所詮メダルと同じものと思われます。
CERTIFICATE OF AUTHENTICITYしかもオークションの紹介写真によれば、この金貨もどきにはご丁寧に CERTIFICATE OF AUTHENTICITY が付いています。ちょっと写真が小さすぎるのでアレですが、COMPOSITION (組成)の欄に 24KT PURE / Gold Clad Bronze と書いてあるので、「純金でコートした青銅」には間違いなさそうです。( ´艸`)
金属表面を別の金属でかぶせる意味で、クラッディング(cladding)という言葉が使われている場合がありますが、商品タイトルにあるように「鍍金(plate)」と同じと考えてよいでしょう。
ロンドンオリンピックが今日開幕しましたが、以前ちょっと触れたとおり、オリンピックの金メダルはスターリングシルバー(銀925)に金メッキを施したものであるのは有名な話。
しかしこれが本物の金貨であるというのなら、金メッキということはありえません。
では本物の金貨にはどれだけの金が使われているのでしょうか。本物の 2012 American Buffalo One Ounce Gold Proof Coin の場合、U.S. Mint Online Product Catalogによると、
2012 American Buffalo One Ounce Gold Proof Coin
American Buffalo Gold Bullion Coin. Containing one ounce of .9999 fine 24-karat gold, these lustrous coins are among the world’s purest gold coins.
.9999という申し分のない24カラットゴールド(24金)を1オンス(31.103 4768 g)含んでいる、輝かしい金貨は世界でもっとも純粋な金貨のひとつです。
とあります。カラットとは、金の純度を24分率で表す単位で、24Kで純金。18Kは 18/24 なので、金を75%含んだ合金のこと。カラットという単位は本来金メッキしたものには使わないのです。
一方 2012 Buffalo Tribute Proof を作っている National Collector's Mint サイトによれば、
The National Collector’s Mint announces its own privately minted 2012 $50 Buffalo Tribute Proof, which replicates the intricate details of this popular design and is clad in 14 mg of pure 24 kt gold.
24カラットの金を「14ミリグラム」(0.000450110452 トロイオンス)を用いているそうなので、7月27日の金相場を使って単純に金の値段を計算すると、
4315/1000*14
60.41円。こんなナンチャッテ金貨もどきに1万円も支払う価値なんてありません(爆笑)
【20:13追記】The United States Mint Coins and Medals Programによると、
Do mark the obverse of your coin replicas with the word "copy."
The Hobby Protection Act (15 U.S.C. §§ 2101–2106), requires manufacturers of imitation numismatic items to mark plainly and permanently such items with the word "copy."
アメリカのホビー保護法The Hobby Protection Act (15 U.S.C. §§ 2101–2106)では、模造硬貨には COPY という表記を、はっきりと永久的に明示することが義務付けられているそうです。そしてアメリカ国内でレプリカを販売する場合この他にも数々の制約があります。
【21:42追記】この出品者の評価を見ていたら、(画像がないので)1933 Double Eagle TributeProofと思われる「1933 20ドルの純金貨24K鍍金1ozイーグル」を5万円以上で落札した人を発見。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ 「ケース入りのためコインは完全未使用」って、お金じゃないのだからケースに入っていようがいまいが関係ないですし。驚きを通り越して呆れるばかり。ぼろい商売ですね。
【7/28 21:37追記】タイトルを変更しました。
【2013.11/3 2:00追記】「純金証明書」付きという 24K Gold 薔薇ブローチという出品を見つけました。

5万円/純金の薔薇ばら/髪飾り/ブローチ・コサージュ純金証明書付 - Yahoo!オークション - ヤフオク!より商品画像
開始価格 \3,980 で即決価格が \50,000 の商品ですが、jyunnkinshouko-2.jpg という説明画像になんか妙なことが書いてありますね。
説明書きにも明記していますが本物の純金の金箔をパウダー状にして特殊技術で樹脂などのベース素材にコーティングしたものです。金メッキではございません。
使用した金箔が 24K なのはたしかかもしれませんが、金をコーティングした商品には 24K Gold という表記はしないのがお約束です。それがメッキであろうとなかろうと、です。
・・・にもかかわらず、画像の下には「ネット販売 恐ろしい偽者販売の手口」なんて書いてあって、あいた口がふさがりません。CZダイヤモンドはたしかに「キュービックジルコニア」でダイヤモンドに似て非なるものですが、樹脂などのベース素材に金粉をまぶしただけの薔薇のブローチに 24 カラット金の鑑定書を付けるオマエもなと小一時間(笑)(σ・∀・)σ
【2015.7/26 22:15追記】最近気になったのは「ゾーリンゲン SOLINGEN 24K純金 高級カトラリー」(複数あるのでリンクはしません)。まともなところだと「純金プレート」「24金P.」と書いてありますが、こちらのカトラリーは「24K純金」ではありません(純金のカトラリーセットが中古で数万円台というところでお察しください)。
たとえばeBay.de で Besteck SBS Solingen を検索しますと、

SBS Besteck Solingen 23/24 Karat Hartvergoldet Modell 25 WIENより
- Qualitätsbesteck
- Rostfreier 18/10-Spezialstahl
- 23/24 Karat Hartvergoldet
- Spülmaschinengeeignet
18/10 のステンレス鋼に Hartvergoldet (Gold plate、つまり金メッキ)を施したことが記載された出品が出てきます。で、日本でもステンレスカトラリーを「24K 仕上げ」にしたこの手のものがあります。参考までに新品のリンクを。
≪24金仕上≫琵琶 ペアセット10pc/荒澤製作所

¥10,112
Amazon.co.jp
≪24金仕上≫ブルーム ペアセット10pc/荒澤製作所

¥12,917
Amazon.co.jp
ただ以前荒澤製作所(アルファクト)さんを検討したとき、「24金仕上(24金オールゴールド仕上げ)」よりもワンポイントの金彩のほうが好感を持てたのでロココな「フランシア 18-10(ゴールドアクセント仕上げ)」のお試しセットを購入したのですが、結局シルバーが忘れられなくて「唐草 洋白銀器」も買っちゃったりしまして。またこれについては後日 Silver のところで書きたいと思います。A(^_^;
【関連リンク】世界最大にして最も高価なメイプルリーフ金貨、表と裏[June 30, 2010 14:00:00]



