それはグアムの熱い太陽の下で行われた、航空会社への入社前訓練中の一科目でした。


9週間の入社前訓練は、多くの日本人が抱くような華やかなスチュワーデス物語ではなくて、厳しさが忍ぶものです。(皆が抱くよりも面白いものでもありますが)


緊急脱出を想定した訓練は入社前、入社後と、常にCAにはつきまとう、一番大切な訓練項目であります。

とりわけ、Meisaの入社した会社は、100%が海上飛行となる太平洋上の島を拠点とする会社のため、救難訓練は主に


「海上脱出訓練」


に時間が割かれます。ちょっと日本の航空会社とは大きく異なる点ですね。


座学が終ると次は実地訓練。訓練所には、大きなボートがあり、ボートに付属している備品のチェックや、海で雨・潮・風を避けるためのマストの立て方、限られた救急道具を使っての怪我人への対応・・・数え切れないほどの覚えること、確認事項、実地訓練がありますよ。でもメインイベントはまだ先に残されておりました。


「さあ、水着着て全員バスで移動だ!」

移動先、そこは断崖絶壁の海~~~触れれば痛そうな岩肌の下、はるかずーっと下を除いた先に見えるのがマリンブルーの海面。


ここで各自に手渡されたのが救命胴衣。


「さあ、各自飛び込んで」

って軽く言った訓練教官、冗談でしょ( ̄Д ̄;;波


それでも素直なうら若き女子25名は、次から次へと海へとDive!

ただ、一人だけ、韓国人の女子が絶対に海へ足を向けない。泳げないわけでもないけど、とにかく怖いらしくて

I can't, I can't...

すっかり泣きべそかいてるよ。そこですかさず教官が言ったのが、

「突き落とせ」

は~い、3人がかりで崖に連れてって有無を言わさず突き落とした得意げ


ドラマでCA訓練風景を見ていると、なんて「幼稚」と感じてしまいます。そして日系航空会社の訓練を受けたときにも、「へっ、こんなんでいいの???」と思ってしまったMeisaです。

アメリカ人と日本人、文化が違うから、その強い弱いの部分もそれぞれであって、国民性を作り上げているのだと思います。日本人は総合的に責任感が強い。総合すると一番強いのが、外資系航空会社に勤務する日本人女性じゃないかな~。あっ私もだったにひひ


Meisa セーラームーン


エ コ ー ル ・ ド ゥ ・ ア リ ソ ン

神戸で英会話を学ぶ。英語を通してコミュニケーション力を身につける。

http://hwm3.gyao.ne.jp/ecole-de-alison/