飛行機の先端部分に、パイロットが乗務するコックピット／操縦室があります。
このコックピット近くのゾーンを担当するＣＡが、その日のパイロット達のお世話係となります。
コックピットからＣＡへの連絡は、全て機内電話を使います。コックピット担当だったMeisaにコールが入りました。
"Meisa, come up to the cockpit, hurry!!!"
「急いでコックピットに来て！」
いったい何事？
言われるままに、コックピットのドアを開けて中に入ると、今日のキャプテン Mike が興奮気味に言ったのが、
"Watch the aircraft pass by"
彼が指差した飛行機の下辺りをコックピットの窓から見ていると、なんとそこに現れたのは、米国大統領専用機エアフォース１（もしくはエアフォース２）ではありませんか
もうすごい！！！飛行機オタクなら一度は見てみたいと思います、大統領専用機。しかもこの日は飛行中を、そのまた上空から
正確には、米国の大統領専用機と呼ばれるものは、ヘリコプターやら何やらを含めて、数十機もあるそうですが、大統領が公務に使うそっくりな２機のエアフォース１とエアフォース２というものがあります。これは、大統領の身の安全を守る為、２機あることで、どちらに大統領が乗っているかをかく乱させる為のもの。だからMeisaが見たのがどちらかは正確にはわかりません。
このお話しは、クリントン時代、彼が韓国からグアムに移動する途中に、福岡からグアムに向かう機内から目撃することができました。
この大統領専用機、一説によると、自動迎撃機能がついていて、飛行機のお尻側からシャッターを切ると、フラッシュに反応して迎撃されるから気をつけるように、と教えられました。
Meisa 
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