久しぶりのブログです。
 
 今回は、LED照明の電源について書いてみます。
LED照明は電源内蔵型と電源外付型の2タイプあります。
電源部がランプ内に組み込まれているタイプと、電源部が別体になっているタイプです。

現在、使用中の器具を残し意匠を変えずリニューアルする際、電源内蔵型が選ばれることが多いです。
この2つのタイプはどこがどう違うのでしょう?
提案中のお客様からのご質問もあり、実際に数社のメーカーにも問い合わせなどして調べてみました。
 
※イメージ
 
整理するために、2つのタイプのメリット・デメリットを下記にまとめました。
【電源内蔵型】
・熱の影響を受けやすい為、寿命が早まりやすい(デメリット)
 電源を内蔵しているので点灯時、電源等からの放熱をうまく逃がさないと、寿命が早まる可能性があります。
・メンテナンスがしやすい(メリット)
 配線が簡単なので工事時間が短縮できることやメンテナンスがしやすい。
 電源内蔵ですので、LED点灯しなくなっても新品に交換するだけで済みます。
 配線工事が済んでいるので、工事不要でランプ交換で済みますから、言ってみれば誰でも交換できます。
 注意としては、ランプの挿入方向等を間違うと点灯しないことがあります。
・賃貸物件でも省エネがしやすい(メリット)
 転居等で原状復帰が必要な場合でも、器具毎交換しないでLED化できますので戻す際は配線を戻せば元通り蛍光灯が使えます。
 ランプのみ交換ができるので、照明器具の意匠が変わらない。
 器具の交換が必要ないので、余分なコストが掛からない。
 
【電源外付型】
・熱の影響を受けないので壊れにくい。(メリット)
 LEDの場合、電源等の放熱にはヒートシンクが使われます。
 放熱が上手くいかないと内部に熱がこもり故障の原因になります。
 電源部分を外付けにすることで、故障の原因を減らすことが出来ます。
・ランプを小さく設計でき軽くすることが出来る(メリット)
 電源を外部に設けることで、ランプを小さく軽量に設計できます。
・メンテナンスが面倒。(デメリット)
 電源とランプが別々なっていますので、故障などの際に原因がランプなのか電源部なのか判断しづらくなります。
 電源内蔵タイプの場合は、ランプ交換で済みますが、電源外付けの場合、電源部が故障した際は電気工事士でないと交換ができません。
 故障しづらいとはいっても機械ですので、故障はつきものです。
 
それぞれのメリット・デメリットがありますが現状はどうでしょう?
調べた結果、電源内蔵型のデメリットはかなり改善されている状況です。
数年前まで、電源外付けのLEDを作っていたメーカーも、今では電源内同型にシフトしました。
その理由として、LED照明の省エネ化が挙げられます。
配光技術の進歩や高効率化により、消費電力が少なくなったおかげで発生する熱が少なくなりました。
また、回路の設計技術の進歩で熱が発生しにくくなったことも挙げられます。
ヒートシンク等の放熱の技術も進歩しました。
これらの技術的進歩のおかげで、電源内蔵型の持っていたデメリットは殆ど解消されました。
これらによって、照明器具の意匠を変えることなく安価に手早く照明をLEDにリニューアルする事が出来るようになりました。
これが、リニューアル時に電源内蔵型が主流になっている理由です。
 
それでは電源外付型は必要なくなってしまったのでしょうか?
実は今現在大手メーカーなどが作っているLED照明は器具毎交換するタイプが主流です。
どういうことでしょうか?

それは、新設の建物や大規模改修の場合は器具毎交換が前提になっていることが挙げられます。
ランプのみの交換ではなく器具毎交換するということは、電源が器具の中に設置できるのでランプ部分を含めデザインの自由度が広がります。
基盤等のスペース確保がしやすいので、放熱対策もしやすいですから費用も抑えることが出来ます。
新しいデザインの器具をどんどんリリースしたい大手メーカーとしては当然ですね。
 
ベンチャー企業の電源内蔵型LEDと大手メーカーの電源外付型LED、うまく棲み分けが出来ていますね。
費用を抑えてランプのみLEDにリニューアルなら電源内蔵型、新築や大幅リニューアルなら電源外付型と言ったところでしょうか。
しかし、注意も必要です。
器具をそのまま使用する際、口金部分の劣化が激しい場合は口金部分も交換するか思い切って器具毎交換をお勧めいたします。
口金部分の劣化で、無用な故障や事故の誘発は避けたいところです。

いずれにせよ、交換は知識と経験豊富な担当者や企業にご相談ください。
 
メルマガ登録
えこでんHP