猛暑日が各地で相次いでますね。
こんな時は米麹を使ったレシピが役に立ちます。
以前、いずれ書くとお約束していたので、書かせていただきます。

米麹は米を蒸して麹菌をまいて発酵させたものです。
お米の白い粒々の残った状態で、米の表面に有用な白カビが生えています。
ネットやスーパーで売ってます。
米麹にはビタミンB1、B2、B6、ビオチン、パントテン酸、必須アミノ酸が含まれ、吸収率90%以上で、美容や健康にとても良く、サプリより経済的です。
腸内細菌も改善して、体内の解毒作用もあります。


まずはすっかり麹ブームでお馴染みになった塩麹。
これ、作るのはすごく簡単なんです。
材料は米麹と塩、水だけです。
市販で塩麹として売っているものは高価で、発酵を途中で止めているので効力が落ちます。

ではレシピ行きます。
塩麹の作り方

塩 75グラム(麹の30%)
米麹 250グラム(冷凍していたのは常温に戻す)
水 300CC(乾燥麹では塩の6~7倍の450CCくらい)

作り方

①ボールに麹を入れ、手で固まりなどをよくほぐす。手の常在菌がつきやすいよう丁寧に。
ある程度ほぐしたら、塩を入れて混ぜ、水を入れてさらによくもみこむ。水分や手の温かさでしっとり、ほんのり温かくなるくらい。握って固まりになるくらいまで。やればやるほど良い。


②容器に入れる。満杯に入れるのではなく、少しは空間が空くように。
ふたをして常温で一週間前後おく。
夏は5日、冬10日くらい。
一日一回、空気を入れるためにかき回す。
この段階からは素手でなく、へらなどでもよい。
完成すると、どろっとしたお粥のような、麹の粒の残った白~淡いクリーム色の塩麹になる。


③注意点

完成後は、冷蔵庫で保管し、3ヶ月くらいで使いきる。
発酵を妨げるアルカリイオン水は使わない。わら包みの納豆の側に置かない。


塩麹、サラダにかけたり茹でたり炒めた野菜と和えたり、野菜や肉、魚を漬けたり、いろいろ使えます。


また、この塩麹を大さじ3杯くらい使って、ご飯を茶碗に軽く半杯と水と塩ひとつまみとを合わせて1日数回混ぜてさらに増やす共種法が夏には出来ます。
思ったより塩麹が塩辛くなったり、灰色になった時でも白くさらに甘い新しい種ができます。
これは大体2~3日もすればできますし、塩麹と同じように使えます。


次は甘酒。

最近、鰻が高くなったからスタミナつけるのは遠い話と思ってませんか?
実は土用の辺りでは、古くから栄養ドリンクとして甘酒が飲まれてました。
ノンアルコールな作り方を紹介します。


甘酒の作り方


材料

米麹 200グラム

ご飯 200グラム

水 200~250CC


作り方

①米麹をほぐす。


②炊飯器に材料全部を入れる。
ご飯が冷たければぬるめのお湯、ご飯が熱ければ冷たい水で、ご飯と水と合わせたときに30~40℃になるくらい。
ジャーのふたはせずに、軽くふきんをかけて60℃以下に保温。
ふたを空けていればだいたいこれくらいの温度になります。
夏は6時間くらい。冬は8時間くらい。
途中、2~3回かき混ぜる。


出来上がったら、冷蔵庫で保存。
1ヶ月くらいもつ。


麹があらかじめ米を消化しているので、身体の弱った子ども、お年寄り、風邪を引いたときに。


最後はちょっと時期が遅れたかも知れませんが、麹を使った梅酵素を紹介します。


材料は、

青梅 1キロ

白砂糖 1.1キロ

米麹 10グラム


①梅をよく洗い、梅に切り込みを入れる。
梅に縦に入っている線に平行に十文字に種に沿って包丁を入れる。

②容器に梅と砂糖、麹を入れる。初日は砂糖でふたをする感じに。

③毎日1~2回、容器の上下を探さにして、発酵がまんべんなくいくようにする。


④5日くらいで発酵してから、ざるにあげてこす。冬は2週間くらい。


⑤できた液はびんなどに入れて冷蔵庫で保存。
こした梅の実はそのまま食べられる。
種はお風呂に入れても。


好みで水で割って飲んだり、砂糖や甘味の代わりの調味料に使います。

お察しの方もいると思いますが、傷のついた梅も使えます。


皆様、お互いに身体に気をつけて元気に夏を乗り切りたいですね。

いつもつたないブログを読んでくださり、ありがとうございます。
皆様には心から感謝しています。